天竺への道(Third Stoneにて)

上原ひろみのコンサートパンフレットに書いてあった『天竺への道』。タイトルに使ってみた。

今回時間が取れたので参加したThird Stoneでのライヴ。4組が参加したんだけど、前半は明らかに分かるチューニングずれ。喝を入れたくなった…

それは良いとして…

3組はギターによる演奏。とても難しいですね。とっつきやすくてモテるのもギターかもしれないけど、奥が深くもある。コードを押さえるだけのグループもいれば、そうでないグループもいて、ちょっと興味深かったかな。普段ギターがメインの曲を真剣に聴くことは稀やし、ギタリストとして尊敬するのは村治佳織くらいなので。

楽曲は邦楽もありでちょっと新鮮でした。スターダストレビュー、憂歌団など。世代によってはかなり懐かしいかも。私の場合は残念ながら憂歌団は興味がなかったこと、スターダストレビューといえば平松愛理とのデュエット曲しかイメージになかったんだけど、そうでなかったら目から鱗だったかもしれません

おめあてのなおったんはあいかわらずうまい。緊張していたせいか、前半2,3回ミスタッチがあったけどご愛敬。鍵盤楽器はいいね。聴いてて安心します。特に曲が後半になるに従って調子が出てきたのか、十八番だったのか、調子は急上昇。個人的には満足しました。

ところでこの日はライヴの写真を撮るつもりだったんだけど、なんだか緊張したのと、シャッター音などで雰気を壊してしまいそうだったので急遽やめてしまいました。終わってから少し後悔です。今度は雰囲気に呑まれずに写真に残したい…

さて、「天竺への道」について。彼らにとって「天竺への道」はなんやろかと、ふと考えてしまった。さらには、なんで天竺への道に向かっているのか。他人に何かを感じて欲しいからなのか、自己満足からなのか、天竺はどこにあるのか…こんなこと考えてしまうくらいだから飲み足りなかったのかもしれない。明日は朝が早いからそんなに呑むわけにはいかなかったんだよなあ…

EOS 5D mark II購入

購入しました。EOS 5D mark II。

発売されたばかりなので、まだ世間の評価が色々みたいだけれども、私の使用用途ではばっちりです。

発売日の発表と共にβ機が展示されたので、週末にそれを使ってみたところ、メディアの評価どおり暗所にも強いことが確認できたので予約をしたのでした。どうやら需給のバランスが取れず、発売日は予約分のみ入手可能という状態だったみたい。初期ロットといえば、こういった精密機器には不具合がつきものだと思うのですが、なんとかなるだろうという根拠のない言い訳を自分にして購入したのでした。

さて、私の使用用途といえば旅行先でも風景や遺跡、建物を撮ることと、ライブを撮ることがメインです。

風景など外で撮る分には高望みしなければ最近の機種であれば大抵満足できるのですが、ライブではそうはいきません。ライブハウスなどでは雰囲気重視というところも多く、照明が暗めにセッティングされているところも多いのです。こういったところはフォトグラファー泣かせです。

シャッター速度をあげるには明るい単焦点レンズを使って絞り開放近辺で撮るか、ISOを1000以上の高感度に上げなければならないのですが、絞りを開放にすると甘くなるし、絞ると被写体ブレでがっかりすることもあるし(雰囲気が出て良い時もある)高感度にすると、目障りなザラザラ感が出て壁紙サイズにしても気になったり。照明が明るくなってバンドメンバの動きが小さくなった瞬間を狙って撮ったりと苦労していたんですね。それが高感度にもより強くなって、よりシャッターチャンスに強くなったと思います。
試し撮りをした限りではISO1600でもライブ撮りなら十分許せそうな画質です。1つ前のデジカメは3年前に購入していまして、それと比べるとずいぶんと技術が進化したんだなと感心させられます。

画素数が増えたにも関わらずスゴいことですね。

ひとまず、ぼちぼち試し撮りをしようと思います。暫くわくわくしっぱなしです。

上原ひろみのコンサートの興奮が冷めない

昨日の上原ひろみのコンサートの興奮がまだ冷め切らない。思い出すと、またぐっと胸が熱くなってくる。

圧倒的な演奏力、表現力、曲の構築力。。。どこをとっても最高です。ただし、1つだけ言えることは、こんなに素晴らしい音楽だけれども、万人に受け入れられないかもしれない面もあります。もちろん私は大好きです。

上原ひろみは本当にやりたい音楽をやっていて、より自分がやりたいと思えることを模索しているように思えます。それは、媚びない音楽であるが故に受け入れられない人たちがいるかもしれないですが、圧倒的な実力をバックボーンに彼女なりの最高な音楽を聴かせてくれます。

ツアーパンフレットに直筆で書かれた一文。『今年1年の西遊記のような旅の経験を引かし、さらなる音楽の天竺を目指して、一日一日を大切に、その日その場所でしか起きない奇跡を求めて、一音入魂していきたいと思います』ありきたりかもしれないけど、音楽に対する思い入れがひしひしと伝わってきます。

ところで彼女の演奏にはピアノとキーボードが欠かせません。そして、ギターが欠かせないと思うのです。

キーボードはクラビネットっぽい音と少々ノイジーなシンセサウンド。このシンセサウンドとギターが競演してヒートアップしたりします。彼女の圧倒的なテクニックを前に、ギタリストもヒートアップ。これも醍醐味。

演奏は基本的にはクラシックの奏法だと思うけども、ジャンルにとらわれずに曲をチョイスします。

上述はロックやアバンギャルドな音楽で多く見られます。こういった、様々な音楽を披露するので、好きになる曲、そうでない曲、上原ひろみが好きになる人、そこまでは感情移入できない人とに分かれるようにも思えます。

『ビヨンド・スタンダード・ツアー・エディション』のライナーノーツには坂本九の上を向いて歩こうについて触れられています。アメリカのビルボードで3週連続チャート1位を獲得したけど、タイトルは『SUKIYAKI』。びっくりするのは(ライナーノーツを読むまで知らなかったんだけど)ベルギーやオランダでは『忘れ得ぬ芸者ベイビー』というタイトルだったということ。これについて

「曲といい、詞といい、あれほど素晴らしい曲がスキヤキではひどすぎます。この曲をスキヤキでないことを私は世界中に示したい!」

とあります。これだけでもどれだけ彼女がジャンルを問わず、いいものはいいと認める方なのかが分かります。

全然まとまりがないけれども、こんな上原ひろみの音楽と音楽観が、私は好きです♪

普段から乱文・駄筆だけど、興奮が冷めたらもう少しまともな文章が書けるかな?【汗】

上原ひろみ BEYOND STANDARD Tour at 厚生年金会館芸術ホール

演奏はとにかく素晴らしいの一言。上原ひろみの演奏を生で聴いたのですが、改めてこの方の楽曲、演奏、本人自身に関しても気配りに満ちあふれているように感じられた。

些細なことだけれども、お辞儀が深い…深すぎます。そして長い…登場していきなりお辞儀をするんだけど、そっからもう拍手喝采でした。きっと彼女の気配りをよく知っている人たちの拍手だったんでしょう。

演奏は最新アルバム『BEYOND STANDARD』の名を冠したツアーにふさわしく、このアルバム同様『INTRO: SOFTLY AS IN A MORNING SUNRISE』でスタート。途中、別のアルバムからチョイスした曲を交えながら進行。個人的には『上を向いて歩こう』も熱い (^^;;

前半は元の曲がはっきり分かるアレンジ、しかし徐々にメロディラインが分解され、彼女なりの解釈に。

坂本九の歌うメロディラインはちょっぴりサウタージを感じるんだけど、上原ひろみのアレンジはクラシックっぽくて(だけど)スリリングさを感じます。この曲を終えて一旦休憩。でも終わっちゃったと感じた一部の観客がアンコールの手拍子を数秒打ってました【汗】それくらい白熱していたということでしょうか。

後半は彼女のデビューアルバムの1曲目を飾ったXYZがアレンジされ、BEYOND STANDARDで復活したXYG』でスタート。続いて『Double Personality』でヒートアップ、聴くほうもしびれっぱなし。『トムとジェリー』を曲中に溶け込ませて笑いを誘うサービスも。演奏もありとあらゆる奏法が織り込まれ、さらには立って弾いたりジャンプしながら演奏したり、さらには『ひじうち』だったりで、聴いててドキドキ、見ていてドキドキといった感じでした。

アンコールの手拍子もヒートアップ。お客さんの手拍子がめっちゃ早い。お客さんもパワフルです。

アンコールでのMCでこの日を演奏に感謝。ほろりと涙を流す上原ひろみを見て、思わずこちらまでほろりとしてしまいました。

最終曲Time Outではファンの野太い声がこだました【汗】(ファンは女性が若干多めに見えたんだけど)なんだかアイドル全盛時代の親衛隊か、Xの同名の曲でのかけ声を彷彿。ちょっとびっくり。

彼女のアルバム、あるいは彼女自身がCDショップでは『ジャズ』にカテゴライズされているが彼女はジャズを演奏しているつもりはないんだとのこと。ジャンルには拘っていないんでしょう。実際今回のアルバムやツアーで披露された曲はクラシックあり、ジャズあり、ロックあり。ジャズについていえば、『どジャズ』から徐々にその色合いを抜いていく演奏が披露された。ジャズと言えば根底にはジャズとバラードがあると思っている

んだけど、そういう臭いもほとんどしない。それが彼女の示すジャンルにとらわれないという方向を示しているのかもしれない。

このように素晴らしい演奏だったんだけど残念なのが前半のピアノのチューニングとミキシング。

微妙に調律が狂っている気がしていたのと音が他の楽器に比べてくぐもっているなーと思っていたんです。また主役がピアノであるはずなのに妙に音が小さい。おっかしいなーと思っていたら休憩中に調整していました。

私に気づかれるんだからよっぽとの不手際なんだと思います。リハーサル中にきっちり調整を済ましてほしいもんです。当然調整後の後半は問題なし。聴いてるほうもほっとしました。

# INTRO: SOFTLY AS IN A MORNING SUNRISE
# SOFTLY AS IN A MORNING SUNRISE
# LED BOOTS
# CLAIR DE LUNE
# MY FAVORITE THINGS
# UE WO MUITE ARUKO
-intermission-
# XYG
# Double Personality
# I’VE GOT RHYTHM
# CARAVAN
-encore-
# PLACE TO BE(Solo)
# Time Out

大原三千院にて

大原三千院にて撮った写真たちです。昨日は酔っぱらっていたせいか、誤字の嵐…今日は大丈夫なはず。

昨日の写真では赤と緑の彩りが楽しめなかったとちょっと反省。この写真で納得してもらえるはず。わらべ地蔵は露出をマイナス補正で撮ったけどちょっと失敗。かわいい感じでなければならないが不気味な感じになってしまった。あとでプラス補正を施し、なんとか見られるように【汗】

散ってしまった紅葉は黄色と赤。もうちょっと色づいてくれたらいいのにーという感じです。

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今年の紅葉

京都 大原まで紅葉を観に行きました。何年か前に行ったときには真っ赤な紅葉だったのですが、今年は早かったのか?はたまた温暖化の影響なのか?ともあれ緑と赤のコントラストが綺麗な紅葉でした。

ただ近くで見ると、ほとんどの葉っぱが痛んでいてちょっと難しい写真撮影を強いられたのでした。

個人的には寂光寺が好きですね。とても落ち着けます。今日は写生をしてる人がいて、いつもどおりの和やかな雰囲気でした。

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Macの「ファイル移動」に要注意

本日いつものようにコンパクトフラッシュに保存されたデジカメの写真をMacのHDDに「移動」していたところ、エラーが発生し、途中で移動が終わってしまいました。Microsoft Windowsだとファイル1つ毎にコピー、削除を繰り返すような動作なのですが、移動が終わっていないファイルまでごっそりとなくなってしまっていました。

フリーで削除されたファイルを復活するソフトをしらべたところ、「TestDisk」/「Photorec」が期待動作してくれそうなことが分かり、早速インストール。素行錯誤の末、後者の「Photorec」で無事復旧させることができました。

ふう…今度からはコンパクトフラッシュから移動はやめようと決めたのでした。

■参考URL
[http://www.cgsecurity.org/wiki/PhotoRec PhotoRec – CGSecurity]

土曜日はSilent Night(その2)

書き忘れたので、続きを少し。

演奏と雰囲気は出色の出来といって差し支えないと思うけども、音響面ではほんの少し課題があったように思う。

それはキーボードとボーカルのチューニングがアンバランスであったこと。この日のキーボードはピアノの音色をチョイス、アタックレートを小さくすることで(音の立ち上がりが鋭くなることにより)、硬めの音になるように設定。ただしホール系のパラメータを選択することで、暖かいイメージも同時に演出するといった具合でした。いっぽうボーカル側は残像感はほとんどなく高解像度。で出力はこころもち小さ目。これにより、音量の差を無視すれば、ボーカルは1mくらい先にいて、キーボードは20mくらい先にいるような感じなんです。更に音量はボーカルのほうが弱いわけで。。。ちょっとちぐはぐな感じ。できればボーカルの音量は少し大きく、残像感のあるチューニングが良かったように思う。

しかし、機材の設定って本当に難しいですね。技術的に設定追い込むのもそうだし、こういうものは個人の好みもあるだろうし、ステージを始めるまでに、、、できれば開店前に調整しておかなければいけないといった条件も重なる。当然こういった知識がなければお話にならない。

えらそうなことを書いたけど、北新地のバーでも今回のレベルに全然達していないところも沢山みてきたので、そういう意味ではよくやっているほうなのかもしれない。ただ、お店にとってはほんの少しの頑張りがより充実した空間の提供につながり、評価を上げ、売上アップにもつながるというもの。お客さんにとっては同じだけお金を出すんだったら良い演奏が聞けるほうが良いのは当然なわけで。。。こういうことろで頑張って欲しいんですよね。

土曜日はSilent Night

久々にQuiet Storm尼崎店に行く。前回は周年記念ということもあってお店のキャパを大幅に超え、人・人・人!という状態だったけど、今日はそんなこともなく、お目当てのライブが始まる頃はまだそんなに人がおらず、しかも行儀の良い人ばかりでとても雰囲気が良かった。上質なバーはこうでなくっちゃ。お店がよくても客層が悪ければどうしようもない。

演奏は有名どころの映画で使われた曲ばかり。ジャズに位置づけられる曲も演奏したりで私好みでした。毎度こういう雰囲気なら、何も考えずに足を運ぶのだが…

帰りはたまたま演奏されたノラ・ジョーンズ曲がiPodにアルバムのうちの1曲として入っていたのでそれを聴く。

いい曲なんだけど、カントリーくさいのでたまにしか聴きたいという気分にならないのがちょっと残念なところ。

==おまけ(愚痴!?)~時々バーで見かける、やめてほしいこと==

===ストレートに女の子を口説く===

はっきりいって見苦しい。スマートじゃない。これでひっかかる女の子もどうかと…しかも、こういう輩にかぎって必要以上にでかい声なんだよな。(ぶ男のひがみではないはず。。。)

===居酒屋みたく騒ぐ===

バーはその上質な空間、五感を満たしてくれるところだと思っている。騒ぐんなら居酒屋でやってくれ。こういうのを見るにつけ、一流ホテルのバーに行くしかないのかなと思ってしまう。