大阪 地名の由来を歩く

夏休みを利用して久々に仕事に関連しない書籍を購入。それが若一光司さん著の“大阪 地名の由来を歩く”です。

私は伊藤洋一さんが好きで、“伊藤洋一のRound Up World Now!”というラジオ番組をPodcastで聴いているのです。主には経済について1週間の出来事をコンパクトにまとめつつ、伊藤洋一さんの解説や見解が聴けるというもの。日々のニュースをチェックするのも重要だと思いますが、1週間という単位でまとめるというのも重要だと痛感する次第。

さてこの番組では伊藤洋一さんが接した(読んだり見たり触ったり…)作品を紹介するコーナーがあるのですが、そこでこの本の紹介があって気になったのです。

強いて言えばあと2つほど理由があります。1つは仕事に追われて本がなかなか読めなかったこと、読んだとしても仕事に関するつまんない書籍。もう一つが2, 3年ほど前だったと思うのですが、京阪電車の車内に京阪沿線を巡ることの楽しさを書いた広告があったのです。厳密にいえば、原稿用紙に2, 3行ほどで、その土地の由来について書いたものだったんです。よく頭に残っていたもんだ。

そういったいくつかの組み合わせにより、梅田にある大型書店で購入。早速スタバで半分ほど読みました。

恥ずかしながら、全くといっていいほど大阪の土地の由来をしらないことを思い知らされるとともに、興味深く読みました。

例えば難波宮公園が大阪が都でありえた一瞬の証だったとか、大阪の三大市場の1つに雑魚場市場というところがあり雑多な魚介が集まる場所で、更に“桂ざこば”の“ざこば”がこの“雑魚場”に由来するとか。。。

私自身はよほど暇があれば、何も考えずに電車で気が向いた駅をおりて散策することもあるのですが、この本を片手にウロウロしてみたくなりました【汗】

VLCで語学のお勉強

VLCとは動画再生ソフトの1つ。MacならQuickTime Player、WindowsならWindows Media Playerを連想すればよろしい。さてVLCが便利なのは、様々なフォーマットに対応しているところが大きいのですが、個人的には倍速再生に対応しているところもあげておきたい。

趣味(!?)で語学、とりわけイタリア語とタイ語をお勉強したりしているのだけれども、おおよそ以下の流れをとっています。
# まずは録画
# iPhoneかPCからVLCで再生。この時は等倍速で。
# 復習としてVLCで再生。この時は1.5倍速で。ノートに主要なフレーズを書き取る。

1.5倍速にするのは耳を鍛えるためと、時間を短縮するため。テープの倍速再生と異なり、音程が高くなったりすることがないところがいい。デジタル処理なので当たり前なのかもしれないけど。再生速度を変更するのは“CMD + =”, “CMD + -”のショートカットキーを使う。これにより、等倍速←→1.5倍速←→2倍速←→3倍速←→4倍速←→8倍速と切り替えできる。2倍速以上になるともう日本語以外は聞き取れません…3倍速になるとデジタル処理に難があるのか!?音も少し変に感じられる。

1.5倍だと人の動きもさほど違和感がないのが不思議。音楽も「ちょっと速いかも」と感じるレベル。そういう音楽なんだと言われたら納得しちゃいそう。

そんなわこんなで、夏休みはひたすら語学と格闘しています〜。

Colours of the Earth〜万年筆のインク

[img_assist|nid=833|title=Colours of the Earth|desc=カランダッシュ社製インク“アマゾン”です。 ガラスの底を見れば分かるとおり、パフェのように底上げしています。 もう少し安ければいうことがないのですが!|link=node|align=left|width=320|height=240]

最近、万年筆に入れるグリーンのインクを購入しました。万年筆はもっぱらペリカン社製の“スーベレーンM800”というモデルを使っています。2本持っているのですが、どちらも胴軸が青縞でペン先がそれぞれEF/Fです。

万年筆の魅力が分かってくるにつれ、ペン先が太くなりつつある気がします。

さてM800を購入すると、“ロイヤルブルー”という名前の青いインクがついてくるのですが、個人的には少々薄く感じられるのです。一時期は“ウォーターマン”というメーカの“フロリダブルー”というインクを使用していたのですが、今は水分を飛ばして“濃縮して”使用しています。しかし濃縮すると黒っぽくなって、これはこれでちょっと好みじゃない気が…ペリカン社のインクなら“ターコイズ”が好みかもしれない…

[img_assist|nid=834|title=カランダッシュ製Amazonとペリカン製Royal Blueの比較|desc=カランダッシュ社製インク“Amazon”と、ペリカンのRoyal Blueの比較です。 Royal Blueは水分はとは゛して2/3くらいになっているので、通常より若干色が濃いです。 ちなみにペリカンは“Pelikan”が正しいです。写真を撮ってから気づきました… なお、Royal BlueはM800のEFで、Amazonは爪楊枝で書いてみました。早くM700トレドが来ないかな。|link=node|align=right|width=320|height=240]

ところで最近“M700トレド”なる万年筆を購入しました。(厳密には現物が品切れ中だったので、取り寄せをしているところ)この万年筆はグリーンなのです。また、インクの残量が見えるように半透明なんです。ちなみにペン先はMに…仕事で使いつつも、プライベートでメインに使いたい。そんなM700トレドに合うインクを探していたのですが、カランダッシュ社の“アマゾン”というインクに人目惚れ。ペンの力の入れ具合(=インクの出具合)によって色の濃い部分と薄い部分ができるのですが、薄い部分は鮮やかで濃い部分はしっかりしていて、魅力的。

ボールペンをメインに使っていると色のムラにしか見えないかもしれませんが、私にとってはたまらない!難点はその価格。ペリカンのインクが62.5mlで定価800円カランダッシュのほうは30mlで定価2500円します。1mlあたりの価格に換算するとカランダッシュは6.5倍する。まま、インク使い切るまで数ヶ月かかるくらいなのでよしとしよう。

iPhoneでFlash再生

[img_assist|nid=835|title=Flashが使用できないiPhone|desc=|link=node|align=left|width=320|height=480]

iPhoneユーザじゃなくてもご存知の方が多いと思われる、『iPhoneでFlashが再生できない』事実。

Appleの主張は要約すれば、
* HTML5でFlashの置き換え可能。
* Flashは電池食い。
* FlashはPluginによる実装。シームレスではない。
といったところか。

本音は上記と同じかどうかは分からない。Flashは高機能でAppStoreに公開しているネイティブなアプリの置き換えができる可能性があるから、ビジネスモデルを守るための口実かもしれない。あくまで想像だが。

ユーザの視点ではFlashが再生できて当然という前提のもとに構築しているサイトが一部にあり、再生できないことが少し不便に感じられることも。

そんな風に感じる方も多かれ少なかれおられるようで、海外の有志の方がFlashを再生できるようにしてくれました。

[img_assist|nid=836|title=Frash on iPhone(1/2)|desc=iPhone上でFlashコンテンツを再生しようとすると、“Flash”と表示される。 おそらくは消費電力の懸念があるからでしょう。|link=node|align=right|width=320|height=480]

[http://github.com/comex/frash comex’s frash at master – GitHub]

こちらにFlashクローンともいうべき“Frash”というソフトのソースが格納してあります。まだ一般的に公開できるほどのレベルに達していないという理由からバイナリは置いておらず、自分自身でコンパイルしなければならないようになっています。

しかし、以下のホームページにはバイナリの置き場所やインストール方法について記述がありますので、適宜参考にすれば良いと思います。

[http://d.hatena.ne.jp/KMJB/20100807/1281153162 iPhoneでも(iPhone4も含む)Flashが見れるようになった!!〜導入方法など〜 – iPhone Life(KMJBの日記)]

当方ではどうしてもFlashの表示を行いたいときのみ表示ONに設定するようにしています。

[img_assist|nid=837|title=Frash on iPhone(2/2)|desc=Flashの文字をタップすると、このとおり、Flashが再生されます。|link=node|align=left|width=320|height=480]

音楽は評論ではなく解説できるようになりたい

音楽のことを書くと、どうしても評論・批評じみたことが多くなるけど、できれば解説できるようになりたいなと最近じんわりと感じています。
まま、批評は止まらないのだろうけど。

解説できるということは、人一倍理解して考察して洞察するということが必要ではないかと思います。音楽に関していえば、その人のベースにあるものあるいは歴史、音楽に対する考え方など、極端なことを言えばその人を理解してこそ表現手段として紡ぎだされる音楽が理解できるのではないかというのが当方の考え方。評論や批評は表面的に分かってさえいればできるもの。解説はそうはいかない。CDについているライナーノーツ1つとっても説得視力のあるものはミュージシャンのことをよく理解していることがにじみ出ている。

さて表現する人たちからすれば観客がどう受け取っているのかはとても気になるものだから仕方ないけど、ライブに行くと感想を求められたりすることがあるけど、かなり困ってしまう。結局良かったところを言うしかないのだが・・・

話は少し横にそれてiPhoneの話へ。iPhoneの好調によってすっかり有名になったApple。しかし、かつてAppleはNewtonというモバイル機器(厳密にはPDA)を出したことがありましたが失敗しました。手書き認識が優れていたのですが、大きさと値段がネックになったのかもしれません。(当時の技術では、あれもこれもという要望を実現するには大きく高価にざるを得なかったのかも)

iPhoneはご存知のとおり手書き認識ではなく、タイプライターのようなソフトキーボードにより入力するし、専用のペン(スタイラス)を使う必要もなく、Newtonとは全く異なるといっていいと思います。

例えばお客さんのアンケートをとって、要望の重み付けをして実現していくようなスタイルをとったら、iPhoneは作れなかったでしょう。そんなことをしたら、Windows Mobileのような商品ができあがったのかもしれません。Apple自身が考えに考え抜いた結果、iPhoneができあがったと言っていいのかなと思っています。

さて音楽の話に戻すと他人の意見より、まず自らがステージを振り返ることが一番重要なんじゃないかというのが私見。お客さんの意見は参考になるかもしれないけど、時として考えることに対する障害にもなります。アンケートに頼りすぎると、時として自分たちが進む道を誤るかもしれないし、お客さんを見ないで開発すると暴走に繋がりかねないし、そのバランスが重要だというきわめて当たり前なところにいきつく点に似ています。

従って、音楽の場合は、反省会という名の自己レビューが重要なんじゃないかなあ。そしてライブなんだから、ヘタウマの分析よりも、観客が満足したかどうか?しなかったのなら、どのあたりに要因があったのかを分析してみるのがいいんじゃないかな。もちろん、そこにはパフォーマンスがどう人の心理に影響するか?どのパートのどんな演奏が人の心を乗せたのか?を分析できなければいけないのだけれども。間違っても、アンケートをとってもそんなことを回答してくれる観客はいません。

私の中ではアンケートにこたえるということは、バックボーンを知った上で自分なりの解釈をしたうえで、気に入ったところを伝えたいと思うのだが、そんな境地には至りません。

嗚呼、音楽って難しいね。