iPad Proで映像を堪能する

iPad Proを購入してから約1ヶ月が経過しました。なかにはiPad Proをこき下ろす人もいるようですが、当方としては便利に使用しています。どんな感じです使用しているかについて、少しずつ書いていきたいと思います。もちろん、iPad AirやiPad miniユーザにも参考になる点もあろうかと思います。

まずは「VLC」をインストール

動画再生ソフトは色々ありますが、当方は「VLC」というアプリを使用しています。理由は簡単。WindowsやMacで使用していて、使い勝手が分かっているからという点と、無料で使用できるという2点に尽きます。また、どうしても使いたい機能として、可変速度の再生があります。録画した番組を、番組によっては1.5倍速で再生したかったため。当倍速での再生なら標準でインストールされている「ビデオ」を使えばいいんだけどね。

もうひとつ重要な点としてtsファイルの再生に対応しているということ。これにより、比較的手軽にテレビ番組のリアルタイム視聴ができます。素晴らしい!

VLCに動画ファイルを転送する

転送する方法はいくつかありますが、最もお手軽と思われるのはiTunesから転送すること。Wi-fi経由での転送が可能なので、ファイルの転送を開始したら電波の届く範囲で持ち歩くこともできます。

VLCでテレビを観る

地デジチューナーで「しかるべき」環境を整えていればVLCでテレビを観ることができます。何気に便利です。当方はテレビを持ち合わせていないので、これがないとテレビが観られません。。。この環境については、時間があれば別途解説したいと思います。

お風呂でiPadを使用する

2015/12/30 現在、iPad Pro用の防水ケースがが見当たりません。仕方がないので『ジップロック』を使うことにします。ただ、これもちょっとした問題があります。旭化成から発売されているジップロックではiPad Proが入るサイズがないので海外で販売されているものを購入します。

他に100均で売っているチャック付きの袋を使うことも考えられます。ただ、チャックが一重なのに加えビニールが薄いため、水分が浸入する懸念がより高まります。よって、個人的にはジップロックを使うことにしています。

当方の場合、念には念を入れて100均のA4サイズのチャック付きの袋に入れ、更にジップロックに入れています。今のところジップロックから水分が浸入したことはありませんが、念のためです。

重宝する機能

重宝しているのは主に以下に記載した2つの機能です。たったこれだけと言われるかもしれませんが、はい、そうです。2つだけなんです。MacやWindowsで勝手を知っているのですっかりVLCに落ち着いています。ちなみにMacやWindowsではデコーダの性能が良く、他のソフトではカクツク映像でもVLCならスムーズに再生できました。そのような経験もあり、VLCを信頼しています。

再生速度の変更

普段テレビを観る時間が取りづらい、でもテレビっ子なのです。こんな時、再生速度を1.7倍くらいにして再生しています。ドラマ等だと味気ないことになるかもしれませんし、お笑い番組だと芸人の間を完全に無視することになりますが、、、ニュース等だとばっちり再生時間の短縮ができます。無料で再生速度の変更ができるアプリは意外と少ないです。VLCなら広告も入らないので気が散ることなく再生できます。

ストリーミング再生

この機能を使えばテレビチューナーからの映像を観ることができます。当方が構築した環境ではHTTPで映像が配信されるのてすが、VLCなら再生できます。

改善してほしいこと

VLCには改善してほしいこともあります。当方にとっては2つだけ。

「Slide Over」「Split Over」「Picture in Picture」への対応

iPadではiOS9にて「Slide Over」「Split Over」「Picture in Picture」という機能が追加されました。
それぞれ、「画面をスライドして2つ目のアプリを表示・操作する」、「画面を分割して2つ目のアプリを同時表示・操作する」、「画面を小さくして他のアプリを操作する」機能です。VLCでは本稿執筆時点ではサポートしていません。従って、映像を楽しみながらWEBページを閲覧したりできないのです。具体的には「Slide Over」「Split Over」においては音声は再生され続けるものの、映像が停止してしまいます。「Picture in Picture」においては全くサポートしていないようです。

バグフィクス

2015/12/31時点でリリースされているのはバージョン2.7.1なのですが、これが色々とバグを持っているみたい。2.6の頃はまだ目立ったバグは少なかったのですが、2.7.0になった途端基本的な機能にまでバグが混入される状態です。2.7.1になってバグは大分取れたようですが…
バグをそれと認識して使用できる方にとっては戸惑いは少ないかもしれませんが、そうでなければ混乱しそうです。
※それでもVLCを重宝しているんだけど。

iPad Proを購入

IMG_0662
iPad Proを購入して約1ヶ月が経過した。Webには否定的な意見も多々あるようだが、当方にとっては必要不可欠なデバイスとなっている。

■手持ちのデバイスたち

どれだけ重宝するか?については手持ちののデバイスが何であるかにもよると思う。当方では、iPad Proの他にiPhone, MacBook Proを持っている。iPhoneは電車の中で使っていることが多い。そのサイズから、立っていても無理なく扱える。MacBookは自宅でメインで使っている。購入当初は旅行のお供としても想定していたけど、カメラ関連などの荷物が重たいこともあり、出番は減っている。

そうそう、8インチのWindowsタブレットも持っている。こちらはもっぱらお風呂で貯め込んだビデオを観るのに使っていた。また、旅先でのRAW現像でも活躍していた。ただ、EOS 5Ds Rの画像は大きくメモリ不足により現像できずJPEGファイルのリサイズだけでもとんでもなく時間がかかるため、iPad Pro購入を契機にお役御免の方向。

■そして、iPad Pro登場

iPad ProはApple Pencil, キーボードと共に購入した。

○映像を見る

「VLC」が非常に便利。無料で使用でき、可変速の再生に対応している数少ないアプリであると同時にMacやWindowsでも使用しており安心感がある。8インチのWindowsタブレットではファイル選択

ダイアログが使いにくいこともあり、iPad Proに移行。

iPad Proはパワフルで、tsの再生もこなしてくれる。Raspberry-piで番組の視聴・録画を行っているのだが、ATOM搭載のWindowsタブレットでは時折発生していた音途切れもなく快適。お風呂でもテレビがちゃんとみられるのはありがたい。

○電子書籍やPDFファイルの閲覧

iPad Proの画面はA4サイズ近くあり、A4サイズの書籍が縮小されることなく表示できる。また、横方向(Landscape)にすることで2ページの表示も無理なく行うことができる。

○簡単なRAW現像

Photogeneというソフトを使用すれば、写真の簡単な調整が可能。SNSには早く、よりイメージに近い写真をアップロードしたい場合に有効。EOS 5Ds RのRAWもメモリ不足に陥ることなく現像できた。
他のiOS搭載デバイスでも現像可能な可能性はあるが、確認していない。iPad Proは4GB搭載しているのだが、その半分である2GB搭載デバイスであるWindowsタブレットではメモリ不足のため現像できなかった。OSもプラットフォームも異なるために単純な比較は出来ないが、他のiOSデバイスではメモリ不足に陥る可能性がある。何より処理速度の点でiPad Proは満足出来る。思考の妨げになることやストレスは感じられない。

○外部モニタとして

iPad向けに外部モニタとして使用できるアプリが公開されている。iPad miniやiPad Airよりも大きな画面で外部モニタとして使用することができる。