神戸に気休め

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オーバーワークが続いているせいか、睡眠を取っても疲れがとれず、体の節々が痛い…気分もブルーだ。こんなときには迷わず外に出るようにしている。こんなときには外に出るに限る。

ふらっと出かけたのが神戸。ちょっと写真を撮って気分転換を仕様か知らんと考えた次第。神戸は昔デザイナーをしている彼女がいたので思い入れがある。この頃に美術館巡りやらジャズバー通いがはじまったので、趣味のいくつかがこのときにすり込まれたと言っていい。かなりの影響を受けたといっていいかな。

ふらっと歩いては喫茶店に入り、またふらっと歩く。藤原紀香の結納で有名になった生田神社に寄ったり、南京町に寄ったり。

久々に『老祥記』というお店の豚まんを食べました。以前寄った時は昼時だったからかもしれないけど、30人くらい並んでいた気がするのですが、今日は10人くらい。早かった。まあ、日が暮れていたからかもしれないけど。

そんなこんなで現実逃避で終わった一日でした。

YMOのジャンルはテクノポップか?

世間話をしていて、最近非常に気になったのが、表題にある『YMO』の作る曲のジャンルは何なのか?というものだった。

おそらく一般的にはテクノポップになるんだと思っています。ただ、テクノというのも曖昧模糊としていて、この一言で片付けるのが難しい。電子楽器が進化していく中で様々な実験・試行錯誤をしながら広がっていったために一言では言い表せなくなったというのもあるのかもしれない。

YMOの場合、おおざっぱに前期・中期・後期と分けるとしたら、それぞれ

『電子楽器を全面に出したインストゥルメンタルでなじみやすいメロディ』

『前期に比べて曲調が暗い。フレーズをループさせる音楽が多く、今のテクノの元になったといわれている』

『歌を積極的に取り入れている。ポップスの原点といわれている』

といった感じかな。多分、音楽に詳しい人に任せればもっと的確な表現で説明してくれると思います。。。

さて、気になるのは実験を繰り返しながら、前期・中期・後期とそれぞれ『これが同じTMOが作った曲なの?』という活動をしていた彼らの作る曲を『テクノポップ』とカテゴライズされることがあるということ。もっと言えば、前期や中期だけをとらえて『テクノポップ』といわれても個人的には納得したくない。今のテクノとYMOの違いはなんといってもコードワークにあると思っている。テクノのイメージとしてはコードはかなり軽視されているというもの。YMOはその対局にあるから。

例えば中期の音楽はとても何かはさまった気分になるような音楽が多い。気持ちよく音楽にノリたいと思っていても『そうはさせない』のである。計算の上でそういったコードを選択している。うなってしまうのは、何回も聴いているうちに心地よくなってくること。これはループによる効果なのかもしれないし、コードワークなのかもしれない。そこまでは分からないけれども今聴けばいい感じなのである。もっとも、アルバム『Solid State Survivor』(TechnopolisやRydeen、Behind The Maskが入っている)と同じ路線を期待していたのにその後発表した『BGM』 (中期の代表作といっていいと思う) では見事にその期待を裏切っている。

90年代以降のテクノはこれらと対極をなすと思っている。コードワークは完全無視。同じフレーズの連続。一緒にしてほしくないなあと思う曲が多いです。もちろん、そうでない曲を作っている人たちもいると思うけどね。

そんなこんなで、他のテクノとYMOを一緒にしてほしくないのよなあ、と思っている。

マイケル・ブレッカー逝く

マイケル・ブレッカーが亡くなってしまいました。1/13のことです。57歳のことでした。また、ジャズ・ジャイアントが…残念でなりません。

2005年に血液ガンの一種である骨髄異型性症候群を患っていることを発表していたものの、一時期快方に向かっていたと思っていただけに衝撃が大きかったです。特にこれから、円熟味を増した演奏をしてくれるのかなと期待していたので。

持っているアルバムは『Tales from the Hudson』というアルバムだけなのでなんとも言えないのですが、このアルバムはすごい。参加しているのがPat Methenyをはじめとする参加者の演奏に圧倒されます。渋い曲はこれでもか~というくらい渋い。

こういった演奏をしてくれる人がまた一人減ってしまったのかと思うと、残念でありません。