正月早々『死』を意識する

今年の正月は祖母が救急車で運ばれることになり、新年のお祝いどころではなかった。幸い命に別状はなくほっとしたのだが。

しかし年齢は日本人の平均寿命を大きく越えているので、この先どうなるか分からない。そんなことを痛感させられる正月なのでした。

はあ。。。。。

diabloインストール

結論から言えば、Chinookに乗り換えるメリットはないと感じた。

理由は次のとおり。

* 安定性について、Diabloと変わらないようだ。
* N810上でビルド環境を構築しようとすると、N810にあるlibcとバージョンが違うと言われた。 無理やりインストールしてみたものの、この影響でビルドできないソフトがある。
* DiabloはChinookより速くなったという話がWEB上にあがっていたが、体感できるほどではない。
* maemo CJKを導入したが、標準のブラウザでは日本語が入力できない。 Fennecを使用する回避策もあるが、現時点での最新版であるα2版はいまひとつ。

正月休みにこの作業をしていたのだが、唯一の成果(!?)はEmacs23の最新版をビルドしたくらいか…ちょっと勿体ないことをしてしまった…

N810を1ヶ月使用した感想など

N810をしばらく使ってきましたが、もう最高です。私にとっては、Zaurusにとって替わるデバイスです。番人にあてはまるわけではないけど、要素としては次のような点が考えられます。

* W-LANが内蔵されている。
* 外部メモリ容量が多い。
* Bluetoothが内蔵されている。

上記3点がとてもありがたいです。ZaurusだとSDカードを挿しっぱなしにすることにして、ここにスワップメモリを割り当てる等しなければなりませんでした。また、W-LANやBluetoothを使うためにUSBやCFスロットを使ったり。でもこれらデバイスをを持ち歩くとちょっとかさばります。

あと、

* GPSが内蔵されている。
* Linux, gtk+が使われている。

これらも個人的にはありがたい。Zaurusだとgtk+ではなくQTになるので、自前でビルドするには少々都合が悪い。gtk+よりQTに対応しているアプリケーションが少ないから。

N810にはEmacsがインストールできれば大半の用が済んでしまうのだけれども、そのためにはgtk+に対応しているほうがありがたかったというわけ。

GPSについていくつかの個人サイトでも触れられているけど、内蔵のGPSデバイスは感度が悪かったり、初回の衛星の補足に時間がかかったりと使い勝手が悪い。それでも内蔵されているのがありがたいのは、いざという時に使えるということに加え、GPSを想定したアプリケーションが登場する土壌が整うということ。

今は”maemo mapper”というアプリケーションを多用しているけど、これは内蔵だけではなく、Bluetooth GPS (HOLUX m261) が使えます。ちなみに”maemo mapper”は予め地図データをダウンロードする仕組みが入っていたりと使い勝手が良いです。日本だけではなく、海外の地図も使用できるので便利です。

[img_assist|nid=61|title=|desc=N810にはmaemoというLinuxディストリビューションが採用されています。画面には『アプレット』なるプログラムを貼り付けることができます。上の画面では天気予報と時計が貼り付いています。|link=node|align=left|width=640|height=384]

[img_assist|nid=62|title=|desc=Emacs23 + Mew + W3M + Shimbun が動作しているところ。ちゃんと画像(上の場合はiPhone)も表示できています。Emacs23はやへーさん、moyashiさんのとこでも公開され ていましたが、実験のために自前でビルド。フォントの設定に疎いため、等幅になっていません。 話は脱線しますが、個人的にはShimbunはオフラインで画像含め参照できるために重宝しています。オフラインでも新しい情報がばっちり参照できます。動作も軽快。|link=node|align=left|width=640|height=384]

[img_assist|nid=63|title=|desc=Maemo Mapperを使えばGPSを使って自分の位置を表示することができる。海外の地図を表示することも可能。 (画像をクリックしたら別ウィンドウに等倍表示)|link=node|align=left|width=640|height=384]

EOS 5D mark IIでの心配事

一部のネットで大きな話題(問題となっている)「黒点問題」について。ライヴ撮影にあたってもっとも気になったのがこの問題です。

具体的にはイルミネーションや夜のビルの明かりなど、非常に小さい範囲で輝度差の大きい被写体を撮ると、その明かりの右側が数ドット黒くなるという現象です。ネットを賑わしているのは、等倍か拡大した明かりのまわりをトリミングして騒ぎ立てるというちょっと幼稚なやり方です。(ユーザーなら、直接メーカーにクレームを入れればいいのに)

とはいえ、オーナーとして気になるのも事実。ということでとても不安だったのですが、撮ったライヴ画像をざっくり確認する限り、そのような写真はありませんでした。どうやら発生条件がシビアみたいでライヴの光源では発生しにくいようです。ちょっと一安心。

メーカーは調査中と公式にアナウンス。早く何とかしてほしいですね。この現象が確認されてから3週間弱。もしメーカーが即調査・対応をしているとしたら、そろそろ対策内容が公開され、ファームウェアの公開や回収があると思われます。発表と同時に調査が開始されたとしたら、1月から2月になるのでしょうか。高感度が強化されたと言うことで、写りについて、特にライヴ撮影では概ね満足できる写りです。早く対策してより完成度を高めていただきたいです。

ちなみに今回の撮影では雰囲気重視で暗めの設定であったため、ISO感度は最低1600、もっとも使用した設定ではISO2500でした。前モデルのEOS 5DではISO1600では非常にノイズが乗っていて我慢ができないレベルでしたが、EOS 5D mark IIではなんとか耐えられるレベルでした。光量が多い場合ではISO3200でもノイズが少なく、ライヴ撮影という観点では購入した甲斐がありました。

LED照明は撮影が難しい…at D3

[img_assist|nid=46|title=Live Bar D.III|desc=|link=node|align=left|width=320|height=240]

行ってきました。D3でのライヴ。出演は『blues patients』というバンドです。

まずはライヴ撮影について。

D3は他の大半のライヴハウスと異なり、照明に3色のLEDを使用しています。LEDを使うと電気代が安く済んだり、点灯時、発光の立ち上がりが早いといったメリットが考えられるのですが、撮影は難しくなるみたいです。ここでは白色の照明を実現するために、3色を点灯するんです。状況によってはうまく混ざらないことがあるようで、観ている分には気づかないけど、撮影すると出演者の顔色が紫になったりすることがあるようです。あるいはデジカメが色温度を極端に謝って判断してるのかな・・・幸い色温度とエラー調整でなんとかなりそうでした。が、あんまりやり過ぎるとライヴ感が損なわれるのでやり過ぎに注意。ともあれ、撮影は難しい場所でした。

ライヴに関してはみんなとてもうまい。ブルースの何たるかを分かっている気がする。また女性コーラス隊の衣装が黒のドレスで統一されていて、いい雰囲気を出していました。ボーカルの方も外面からなりきってくれたら、、、と思ったのは私だけかな。ともあれ、ベース、リズム、ギターは特にうまく、ひやひやすることもなく聴けました。
ブルース系の曲はほとんど知らないのですが、さんまの恋のから騒ぎのエンディングで流れるテーマ曲とか【笑】演奏してはりました。

店長はとても気配りのされる方で居心地が良かったです。盛況で満席だったのですが、そちらがあいていますよ、というスムーズな案内をされていました。観客が多く、エコノミー席に座ってるのかという錯覚に陥りそうな状況だったので、対応を間違えたら満足度が下がりかねず、そういう観点できっちり対応されているなーと感心しました。

また、私は完全に席がなく立っている状況だったのですが、椅子をさりげなく準備してくださりました。感謝。

HDDクラッシュ…

Intel Macが登場してからほとんどMacしか使っていなかったのですが、それまではWindowsマシンを使っていました。そんな状況だったこともあり、ここ数年、Windowsを使うのは年賀状を書く時くらい。そんなこともあってメンテナンスもせず、バックアップも取っていませんでした。まあ、それくらいの感覚での起動だったらHDDが壊れることもないだろうと軽く考えていました。が、、、1年ぶりに年賀状を書こうと電源スイッチを入れたらどうしても起動中にリセットしてしまい立ち上がりませんでした。

というわけで年賀状の住所データの最新が紛失してしまいました。衝撃的ともいえる出来事でした。不幸中の幸いとしてはMacBookにある程度友人の電話番号と住所を入れていたこと、年賀状はすべて廃棄せずに残していたこと、2年ほど前に一度バックアップをとっていたことです。これでなんとか年賀状は書けそうです。その他重要なものはバックアップをとっていたので問題なし。安心しました。

これに乗じてということでもないですが、Macからいわゆる『仮想ソフト』にてWindowsを起動し、ここにプリンタドライバと年賀状の作成ソフトを入れました。Mac用もあって当初はそちらを考えていたんだけど、そのソフトの評価を見ていると使い勝手が悪そうだったので使い慣れているWindowsのソフトを使うことにしたのでした。(年賀状作成ソフトの質の悪さ、選択肢のなさはMacの弱点だなあ)

仮想ソフトと侮るなかれ、ちゃんと印刷までできました。速度もそこそこ。ゲームのようなリアルタイム性の求められることもないので、特に不便を感じることもなかったです。ますますWindowsマシンを使うこともなくなりました…

部屋の大片付け→若かりし両親の写真発見

現在部屋の大掃除、片付け中。徹底的に必要のなくなったものを廃棄。ちょっと勿体ないけど仕方がない。

家の荷物をひととおり必要なものとそうでないものとにふるいわけ。そのために押し入れやら天袋にある、普段はほとんどあけることもないところもチェック。そうすると色々と懐かしい者もでてきます。

両親が最も懐かしいと感じたのが、やはり古い写真だったようで、歓声があがってました。何の騒ぎだ?と酔ってみると新婚の時やら、それまでにデートを重ねていた時の写真。

う~ん、写真の力は絶大です。

しかし、古い写真ということに加え、保存環境が良くなかったこともあり、セピア色になっていました。

冬期休暇中にスキャナでデジタル化し、アルバム作成サービスに出してしまわなければ。

年末年始も忙しくなりそうです・・・

天竺への道(Third Stoneにて)

上原ひろみのコンサートパンフレットに書いてあった『天竺への道』。タイトルに使ってみた。

今回時間が取れたので参加したThird Stoneでのライヴ。4組が参加したんだけど、前半は明らかに分かるチューニングずれ。喝を入れたくなった…

それは良いとして…

3組はギターによる演奏。とても難しいですね。とっつきやすくてモテるのもギターかもしれないけど、奥が深くもある。コードを押さえるだけのグループもいれば、そうでないグループもいて、ちょっと興味深かったかな。普段ギターがメインの曲を真剣に聴くことは稀やし、ギタリストとして尊敬するのは村治佳織くらいなので。

楽曲は邦楽もありでちょっと新鮮でした。スターダストレビュー、憂歌団など。世代によってはかなり懐かしいかも。私の場合は残念ながら憂歌団は興味がなかったこと、スターダストレビューといえば平松愛理とのデュエット曲しかイメージになかったんだけど、そうでなかったら目から鱗だったかもしれません

おめあてのなおったんはあいかわらずうまい。緊張していたせいか、前半2,3回ミスタッチがあったけどご愛敬。鍵盤楽器はいいね。聴いてて安心します。特に曲が後半になるに従って調子が出てきたのか、十八番だったのか、調子は急上昇。個人的には満足しました。

ところでこの日はライヴの写真を撮るつもりだったんだけど、なんだか緊張したのと、シャッター音などで雰気を壊してしまいそうだったので急遽やめてしまいました。終わってから少し後悔です。今度は雰囲気に呑まれずに写真に残したい…

さて、「天竺への道」について。彼らにとって「天竺への道」はなんやろかと、ふと考えてしまった。さらには、なんで天竺への道に向かっているのか。他人に何かを感じて欲しいからなのか、自己満足からなのか、天竺はどこにあるのか…こんなこと考えてしまうくらいだから飲み足りなかったのかもしれない。明日は朝が早いからそんなに呑むわけにはいかなかったんだよなあ…

EOS 5D mark II購入

購入しました。EOS 5D mark II。

発売されたばかりなので、まだ世間の評価が色々みたいだけれども、私の使用用途ではばっちりです。

発売日の発表と共にβ機が展示されたので、週末にそれを使ってみたところ、メディアの評価どおり暗所にも強いことが確認できたので予約をしたのでした。どうやら需給のバランスが取れず、発売日は予約分のみ入手可能という状態だったみたい。初期ロットといえば、こういった精密機器には不具合がつきものだと思うのですが、なんとかなるだろうという根拠のない言い訳を自分にして購入したのでした。

さて、私の使用用途といえば旅行先でも風景や遺跡、建物を撮ることと、ライブを撮ることがメインです。

風景など外で撮る分には高望みしなければ最近の機種であれば大抵満足できるのですが、ライブではそうはいきません。ライブハウスなどでは雰囲気重視というところも多く、照明が暗めにセッティングされているところも多いのです。こういったところはフォトグラファー泣かせです。

シャッター速度をあげるには明るい単焦点レンズを使って絞り開放近辺で撮るか、ISOを1000以上の高感度に上げなければならないのですが、絞りを開放にすると甘くなるし、絞ると被写体ブレでがっかりすることもあるし(雰囲気が出て良い時もある)高感度にすると、目障りなザラザラ感が出て壁紙サイズにしても気になったり。照明が明るくなってバンドメンバの動きが小さくなった瞬間を狙って撮ったりと苦労していたんですね。それが高感度にもより強くなって、よりシャッターチャンスに強くなったと思います。
試し撮りをした限りではISO1600でもライブ撮りなら十分許せそうな画質です。1つ前のデジカメは3年前に購入していまして、それと比べるとずいぶんと技術が進化したんだなと感心させられます。

画素数が増えたにも関わらずスゴいことですね。

ひとまず、ぼちぼち試し撮りをしようと思います。暫くわくわくしっぱなしです。

上原ひろみのコンサートの興奮が冷めない

昨日の上原ひろみのコンサートの興奮がまだ冷め切らない。思い出すと、またぐっと胸が熱くなってくる。

圧倒的な演奏力、表現力、曲の構築力。。。どこをとっても最高です。ただし、1つだけ言えることは、こんなに素晴らしい音楽だけれども、万人に受け入れられないかもしれない面もあります。もちろん私は大好きです。

上原ひろみは本当にやりたい音楽をやっていて、より自分がやりたいと思えることを模索しているように思えます。それは、媚びない音楽であるが故に受け入れられない人たちがいるかもしれないですが、圧倒的な実力をバックボーンに彼女なりの最高な音楽を聴かせてくれます。

ツアーパンフレットに直筆で書かれた一文。『今年1年の西遊記のような旅の経験を引かし、さらなる音楽の天竺を目指して、一日一日を大切に、その日その場所でしか起きない奇跡を求めて、一音入魂していきたいと思います』ありきたりかもしれないけど、音楽に対する思い入れがひしひしと伝わってきます。

ところで彼女の演奏にはピアノとキーボードが欠かせません。そして、ギターが欠かせないと思うのです。

キーボードはクラビネットっぽい音と少々ノイジーなシンセサウンド。このシンセサウンドとギターが競演してヒートアップしたりします。彼女の圧倒的なテクニックを前に、ギタリストもヒートアップ。これも醍醐味。

演奏は基本的にはクラシックの奏法だと思うけども、ジャンルにとらわれずに曲をチョイスします。

上述はロックやアバンギャルドな音楽で多く見られます。こういった、様々な音楽を披露するので、好きになる曲、そうでない曲、上原ひろみが好きになる人、そこまでは感情移入できない人とに分かれるようにも思えます。

『ビヨンド・スタンダード・ツアー・エディション』のライナーノーツには坂本九の上を向いて歩こうについて触れられています。アメリカのビルボードで3週連続チャート1位を獲得したけど、タイトルは『SUKIYAKI』。びっくりするのは(ライナーノーツを読むまで知らなかったんだけど)ベルギーやオランダでは『忘れ得ぬ芸者ベイビー』というタイトルだったということ。これについて

「曲といい、詞といい、あれほど素晴らしい曲がスキヤキではひどすぎます。この曲をスキヤキでないことを私は世界中に示したい!」

とあります。これだけでもどれだけ彼女がジャンルを問わず、いいものはいいと認める方なのかが分かります。

全然まとまりがないけれども、こんな上原ひろみの音楽と音楽観が、私は好きです♪

普段から乱文・駄筆だけど、興奮が冷めたらもう少しまともな文章が書けるかな?【汗】