ぼちぼちとEOS 5D関連の書籍が発売されだした。
今の時点で発売されているのは『キヤノンEOS5Dスーパーブック―1280万画素フルサイズデジタル一眼レフ』と『EOS 5D プロフェッショナル写真術』という2冊があるみたい。
それぞれ観点に違いがあっておもしろい。
この手を書籍を買う理由というのは人それぞれ違うと思うんだけど、購買意欲をそそるものを作り上げようとすると大変だなーと思う。
例えばフォトショップ等の解説本は、昨今丁寧に書かれたマニュアルがついてこないといったところを考えると欲しくなるところだけど、カメラにはそれなりに分かりやすい説明書がついてきます。
他機種との比較はあればおもしろいんだけど、書籍購入はカメラを買った後のほうが多そうだと考えたらあまり意味がないです。(もしかしたら購入前の検討のために買う人が多いのかな??)
そう考えた時、思いつくままにあげると購入した甲斐があったなあと思えるのは以下の3点かな。
* カメラを買う前
* プロが撮ったCDがついてくる(カメラを買ってからでも気になる)
* カメラを買った後
* どのレンズがカメラとあうか?
* RAW現像ソフトの使いこなし方が書いてあるか?
1点目は気持ち的には分かるでしょうから、省略してもいいかなー。
買う前は当然どんな画を出力するか?気になるところです。
購入してからもレンズの組み合わせやプロが撮ったり現像するとどんな感じなのか?気になるところです。
2点目は5Dではかなり重要ではないでしょうか?
つまり画素数が上がること、レンズ周辺まで使うセンサーであることにより、レンズの選択がシビアになるのです。
特に周辺についてはフルサイズセンサーを持つカメラの弱点でもあります。
フルサイズより小さいAPS-H, APS-Cといったサイズ(画角としては1.3~1.6倍程度となる)を使うメーカが多いのは、センサーの歩留まり(=価格)もさることながら周辺を含めた画質の追求の結果でもあります。
オリンパスはその弱点からAPSより更に小さい4/3(ふぉーさーず)という画角が2倍程度になるセンサーを使っているくらいです。
3点目はフォトショップといった有名どころについては沢山の書籍が出ていますが、DPPといったマイナーな現像ソフトについてはほとんど解説がないのが実情です。
使い方はともかく、色合いの調整等、思い通りの補正結果を得るためのテクニックについて触れられたものは意外と少ないです。
個人的にはCDがついていた『~写真術』を買いましたが、レンズのことが気になる人は『~スーパーブック~』をチェックしてみましょう。