神戸元町にてPelikanの万年筆M320ルビーレッドを購入

[img_assist|nid=863|title=M205イエローデモンストレータ、M320ルビーレッドとおまけでもらった1本挿しペンケース|desc=左からM205イエローデモンストレータ、M320ルビーレッドとおまけでもらった1本挿しペンケースです。 M205はいつも利用しているモリタ万年筆店で購入したもの。BBという太めのペン先とインクフローの良い調整で気持ちよく蛍光インクで線を引いたりできます。こちらを使うと(文字全体を塗りつぶすのは苦手ですが)気持ちよく使えるので、一般的に使われるペン先がフェルト製の蛍光ペンは使う気になれなくなってきます。 M320ルビーレッドは今回購入した万年筆。 ルビー色で製造時にランダムにできあがるマーブル模様が素敵です。 この魅力に取り付かれて購入。 モンブランのインク『ボルドー』を入れようかな、と妄想しています。 一番左のペンケースはM320を購入したらおまけでつけてくれたもの。 M320には大きすぎるかな。 お気楽に手帳と万年筆を持ち歩く時には便利そうです。|link=node|align=left|width=320|height=240]

約一年前にペリカン社M320ルビーレッドという万年筆の予約が始まって、延期に継ぐ延期。ようやく発売されたので購入したのだった。

もっとも私の場合は一年前の予約に乗り遅れ、気がつけばどこも予約締め切り。この万年筆の場合“ワンタイムエディション”と呼ばれ、一回だけ一定数量を作って終わりだよ~というもの。

それで、発売と同時に出回ってきた商品を購入しようと手ぐすねを引いて待っていたのだが、お店の人がいうには想定以上の予約が入り、部材を確保できず、発売が遅延したらしい。

ところでペリカンはドイツのメーカで、ドイツならアナウンスもしっかりしているんだろうという先入観を持っていたのだけれども、ドイツ本社がしっかりしていないのか?日本法人がしっかりしていないのか?他の理由があったのかは分からないけど、延期のアナウンスはほとんどエンドユーザにはされなかったもよう。

ともあれ、普段からお世話になっているお店などの情報をウォッチしていることで発売したことを知り、無事購入したのでした。

購入にあたって利用したお店は『Pen and message.』という、神戸は元町にあるところ。

ペン先の調整を行った上で販売してくれるということで、前から気になっていた存在でした。今回M320ルビーレッドの在庫があるとのことで利用させていただきました。

店主さんには手帳で使用するので細めが良いことをお伝えしました。そうするとペン先がFのM320を出してくださいました。ちなみにFというのはおおよそ2番目くらいに細いものです。メーカによってラインナップは異なることもありますが、EF→F→M→B…といった順に太くなります。ただ明確なルールはないようで、メーカによって太さが違います。特に国産とそうでないものとでは違いがあり、国産のほうは漢字を書くことも考慮してのことか、より細くかけるようになっていることが多いです。例えば、外国のEFが国産のFと同じくらい、といった感じ。あとはインクの出具合によっても太さが変わるように思います。

[img_assist|nid=864|title=M320ルビーレッド|desc=美しいボディがいいですね。 女性が好みそうな色合いです。 ワンタイムエディションだなんてもったいない。 天冠がペリカンのプリントから金属に加工したものに変わりました。 世間の評判としては、こちらが良いらしい。|link=node|align=right|width=320|height=240]

さてこのFのものはペリカンの製品にしたら細めの線だったので、聞いてみたらインクフローを抑えた調整をしてあるのだとのこと。好みはインクフローが良いほうなのでその旨を伝えて調整してもらいました。※つまりはイリジウムポイントの段差がないようにするのと毛管現象によるインクフローの調整のみ。ペン先を削ったりはしていません。

調整にあたっては店主が調整→試し書きした上で私が試し書きをしました。気になったのが、なんだか店主が書いた線がやたらと綺麗だったこと。この違いはなんなんだろうと気になりましたが、この時は試し書きで頭がいっぱいで、理由を聞くことはできませんでした。筆圧のコントロールに違いがあるのかな!?

購入する時に気になっていた、いわゆる古典ブルーブラック(具体的にはモンブランのブルーブラック)が万年筆にダメージを与えるか?具体的にはインク詰まりを起こすかどうかを聞いてみましたが、そういうことはないと思いますよ、吸入式の万年筆を考慮して作られているんだし、とのことでした。きっと前提としては普段から使っていて、たまには(数ヶ月くらい!?)洗うというのが含まれていると思うけど、神経質になるほどでもないよということなんだろうね。

あとはA6サイズのノートも購入しました。個人的にはクリーム色の紙が好きで、この手のサイズではツバメノートを使っているのですが、試し書きをして気持ちよく書けたので購入した次第。早速仕事で使ってみよう。

ちなみにこちらのお店は基本的に定価で販売し、付加価値として、こちらで購入した万年筆は調整を無料してくれるという点。調整といってもインクフローや書き手の癖に応じてイリジウムポイントの段差がなくなるようにするレベルもあれば、研磨して書き味を調整したり、ペン先の太さを変えたりするところまでが調整の範囲に入るのかもしれません。こちらのお店では上記全てを必要に応じて行ってくれるようです。

個人的には、万年筆は試し書きをして購入するべきだと考えています。この時、インクフローの調整くらいをしてくれて安く売ってくれるところを選択するか?書き手の癖を考慮した調整をしてくれるけど定価で買うか?は人それぞれの価値観によって違ってきますよね。私は、特にペン先が太くて書き手を選ぶ傾向が強い万年筆はこういうところで買う方が安心できそうだと感じましたね。

Ubuntuマシン・玄箱に地デジサーバを構築する

本日は久々にお休みをいただいたにもかかわらず、今から思えばちょっと無駄な時間を過ごしてしまった…

ことの発端は『地デジ』です。我が家には一応地デジ対応のテレビがありますが、自分の部屋にはありません。そもそもが『ながら視聴』が多いので、PC上にテレビが表示されるほうが都合が良いのです。

これまではアナログチューナーをMacにつないでいたのですがソフトのサポートが悪く、OSのバージョンアップにより視聴ができなくなったのでした。それでもワンセグチューナーを買ってしのいでいたのですが…

そう、7月にはアナログ放送自体が終わってしまう予定なので、このままでは録画できなくなる。。。それはまずいということで、地デジチューナーを購入することにしました。

家にはサーバー用途で使用しているマシンとMacがあります。前者は少々とろくても消費電力が少ないことに重点をおいていて、ファイルサーバやらWEBサーバーとして動作しています。Macは写真の整理など。

まっとうにいけばMacなんでしょうが、まともなチューナーがない…Windowsマシンを今更持つ気にもなれず、ということで、Ubuntuに地デジをつないだのでした。

これなら24時間起動しているのでスリープ解除に失敗して録画ができていない、といったこともないはず。当然!? 権利者に考慮した仕組みもスルーできます。

UbuntuなどのLinuxで動作するチューナーは少なく、情報もそんなに多くありません。なので、少々古くても動作実績のあるものを選択。あとは、先駆者が切り開いたけもの道をたどればよい。詳細は時間がないので後日書くことにする。

アナログに比べて圧倒的に美しいのでうれしいですが、トランスコードすると音と映像がずれるという問題が発生。MacPortで提供されているffmpegをいれたけど、これが古かったのが一因かも。

自前でコーデックとffmpegの超最新をコンパイルしてインストールすることにより無事解決できたもよう。

ふう〜。

ちなみに音のずれは3パターンあるらしい。

#各局共通の音ズレ
#NHK・日テレのみの微妙なズレ
#日テレのみでおこる音声ch変更時の音ズレ

今回確認したのが2のパターン。1は2と類似なので同様にズレは発生しない気がする。3は確認しないと分からない。CMと本編でステレオ・モノラル切り替えが発生すれば確認できると思う。

しばらく環境構築で格闘を続けているかもしれない。

ちなみに視聴はMacからsshコマンドを叩くシェルスクリプトを用意して回避。GUIアプリは作る時間と知識がないので当面無理っぽい。

“自炊”をはじめました(ソニーリーダーで紙媒体の書籍を読む)

年末年始を利用して“自炊”をはじめました。自炊とはいっても、料理のほうではなく、紙媒体としての書籍を電子媒体としての書籍に変換することですね。

我が家には文庫本を中心に300冊ほどあります。これまでにほとんど処分することがなかったので多いのです。古本屋さんに売ってもそんなに高くは買い取ってくれないし、そもそも万が一あるシーンを読みたくなったら…と考えると売れないのです。技術書もわりと多く、これらは尚更高くは買い取ってもらえません。

そういったことに加え、電子ブックリーダーとでも良いのでしょうか、ePUB形式やPDFが快適に読めて、日本語が扱える携帯端末が安く入手できる環境が整ってきたこともあります。これらにより、この年末年始を使って電子媒体化し、紙媒体は破棄して整理していきました。(厳密には現在進行形)

==準備するもの==
===ドキュメントスキャナ===
富士通 S1500(Windows), S1500M(Mac)

最初は既に家にあるフラットヘッドスキャナで済ませようと思ったのですが、情報収集しているうちにドキュメントスキャナがないと効率が悪すぎることが分かり、購入することに。

実際使ってみると便利で大満足です。あとはそれぞれの懐具合などとの相談になると思います。ドキュメントスキャナは S1500 一択のような気がします。電気屋さんで調べてみても、S1500 かこれらの下位モデルになると思います。一度にセットできる枚数や処理速度を鑑みると、S1500を買った方が後々後悔することもないと思います。

===裁断機===
PLUS PK-513L

ドキュメントスキャナを使用する場合は書籍を裁断する必要があります。この裁断機は結構高いですが、値段だけあって結構楽に裁断できます。カッターナイフで少しずつカットすることは考えられません。少数の書籍を裁断するならキンコーズを使用するのも良いと思います。

===ファイルに連番を付与するソフト===

最終的に保存するファイル形式をPDFとするならば、後述しますが1ページ1ファイルとするべきです。S1500は連番を振って保存しますが、目次や本文で番号を振りなおすなどしたい場合に必要になります。私はMacを使っており、Macで動作する “Shupapan” というソフトを使っています。もっ良いソフトがあるのかもしれませんが、こちらで必要十分でした。

===Acrobat===
S1500/S1500Mを購入した場合、Acrobatがバンドルされますので、新たに購入する必要はありません。

===PDF Scissors===
http://www.pdfscissors.com

余白を削除するソフトです。JAVAで動作するようになっていて、ネットを検索するとWindowsで動作しているという情報が確認できるのですが、Macでも問題なく動作しました。

===kdconv===
http://blogger.tempus.org/search/label/kdconv
https://github.com/n-miyo/kdconv

ソニーリーダーを含む各端末のサイズに最適化したPDFファイルを作成します。

==裁断について==
難しいところは何もありません。
ポイントをざっくりいうと、以下の数点になります。
* 分厚い書籍はカッターでノドの部分からカッターで切って分割する。
* ハードカバーは予め取り除く。
* PK-513Lの場合左側のメモリのある方に書籍を押し当て、切り口が直角になるようにする。
* 書籍本体とは別にカバーがある書籍はカバーを外してから裁断する。

==スキャンについて==
スキャンについてもポイントは数点。
* 書籍の上部からスキャナに通します。時間をケチって短辺からスキャナに通すと偶数ページと奇数ページとで天地が逆になります。ドキュメントの方向の自動補正も万能ではないので、面倒なことをしないほうが良ければ、上部からスキャナに通すべきでしょう。
* 解像度: 600dpi(スーパーファイン)
* 保存形式: jpeg

特に保存形式についてはjpeg形式で保存することをおすすめします。(KindleやiPadなどの環境ではどうなのかは分からないですが) ソニーリーダーを使う場合、“ClearScan”という技術を使用することができます。これにより、jpegファイルをPDFに埋め込む場合よりも格段にファイルサイズを小さくすることができます。

ただし問題があり、ClearScan形式に変換中にエラーが発生して変換にに失敗することがあります。失敗するとその時点で処理が停止するだけでなく、認識した結果が破棄されてしまうのです。PDF形式を選択することにより複数ページを認識させた場合にこの影響は甚大です。

そこで1ページ1ファイルとなるjpegファイルとします。

Acrobatは複数ファイルを変換する機能があり、1ファイル(=1ページ)の変換に失敗しても以降のファイルの変換を継続してくれます。

S1500/S1500Mでは一度におおよそ50枚のスキャンができます。あまり欲張らずに50枚程度までに抑える方が紙詰まりなどの心配が少なくなると思います。

スキャンが終わったら、読み取りの終了ボタンを押し、出てきたダイアログの一番左に表示されているフォルダアイコンを選択し、スキャンとしたファイルを保存します。

==ファイル名の変換==

ファイルに連番を付与するソフトを使うなどして適宜ファイル名を変更します。AcrobatでClearScan変換をバッチ処理する際、ファイルの並びはアルファベット順(厳密には)文字コード順にソートします。よって複数のファイル名を一度に変換できるツールを使用し、期待した順序になるようにファイル名が変換できるようにしておくのは必須とも言えます。

==PDFへの変換〜文字主体の場合==
文字が主体の場合、ソニーリーダーで見る場合にはClearScanが個人的には好みです。拡大して表示した場合でもギザギザになることがありません。

===jpeg画像単位でのClearScan===
AcrobatからClearScanによりPDF化します。あるいは文字認識により“透明テキスト”を埋め込んだPDFを作成しても良いと思います。この場合、スキャンしたデータはそのまま画像の埋め込みとなるようで、ファイルサイズもClearScanしたファイルよりも大きくなります。

===PDFファイルの結合===
Acrobatを使って結合します。私は試していないのですが、Macなら“プレビュー”で結合できるらしいですが、試したことがありません。

===余白の削除===
“PDF Scissors”を使って余白を削除します。ソニーリーダーを使う場合、PDFの表示はフォントサイズを変更することができず、拡大表示機能や余白カット機能も使い勝手が良くないので、リーダーに転送するPDFの余白を削除します。

最初と最終ページに“PDF Scissors”を使って変換した旨を示す文字列が表示されるので、必要に応じて加工してください。

** PDFへの変換〜イメージ主体の場合
イメージが主体の場合、ソニーリーダーのサイズ(600×800pixel)に合わせて縮小します。

===jpeg画像をPDFに変換する===
ClearScan形式にしても良いですが、サイズ調整する際に認識した文字情報が消えてしまうので、画像をPDFに変換します。PCから参照したりする場合はClearScanのほうが良いと思います。

===PDF Scissors により余白を削除===
kdconvにより余白を削除することもできますが、より厳密に削除したい場合はこちらで削除します。

===Reader用に変換===
kdconv を使って変換します。Mac向けに作られたシェルスクリプトになっています。Linuxでも動作しているようです。頑張ればWindows + Cygwinでも動作するような気がします。

$ kdconv -f sonyreader

でソニーリーダー用に最適化したPDFを生成します。また、余白を削除する場合は

$ kdconv -t -f sonyreader

とします。これにより、余白を削除してくれるとのことです。(私は -t オプションを使っていません)

私の環境だけかもしれませんが、注意点が2つ。1つ目は、中間ファイル(jpegファイル)がカレントディレクトリにできます。mktempがkdconvが期待するように動作していないのが原因と思われます。2つ目として、入力ファイルと出力ファイルのディレクトリ位置は異なっている必要があるという点。同じだと、出力ファイルに、入力ファイルそのままのものがくっついてきてしまいます。

これら2点が回避できればイメージ主体の変換はkdconvが非常に便利です。コマンドラインから実行できるのでバッチ処理が簡単にできます。

貴船に足を伸ばす

しばらく風景を撮っていなかったけど、久々に京都に出かけて紅葉を撮ってきました。この時期は人が多そうだったので貴船のほうに行ったけど、それでも多かった…

見頃を過ぎていたようで、大分葉っぱが落ちて、見頃を過ぎていたようです。それでも、ここ数年の中では最も綺麗だったと思います。真っ赤に色づいた紅葉は綺麗でした。今週末は京都市内の庭園に行こうかなと考えてしまいます。これなら混んでいても観る価値はあるかも。

[img_assist|nid=854|title=貴船1|desc=|link=node|align=center|width=320|height=240]
[img_assist|nid=855|title=貴船2|desc=|link=node|align=center|width=320|height=240]
[img_assist|nid=856|title=貴船3|desc=|link=node|align=center|width=320|height=240]
[img_assist|nid=857|title=貴船4|desc=|link=node|align=center|width=320|height=240]

ミュージシャンなら万年筆を使おう!?

なんのこっちゃ?という表題。
ミュージシャンの多くは写譜していますね。みんな何を使っているんでしょうね。ちらっと見ると、まわりではローラーボールや水性ペン及びペンシルが多い気がするけど、統計的にどうなのかは把握していません。

文房具にこだわりのある方ならカリグラフィーペンを使っている方もおられますが、私がお勧めしたいのが万年筆。ただし、普通の万年筆ではなく、ペン先が『ミュージック』という種類のもの。

[img_assist|nid=851|title=#3776のペン先|desc=ミュージックニブはスリットが2つ入っています。 これにより、ねじれによる接地面積の変化が少なくなるようになっていたり、インクが潤沢に提供されるようになっています。 ただ、使用しているインクがセーラーの『極黒』を使っているせいか、インクフローは渋めですね。 ペリカンはドバドバと供給するのに比べたら対称的です。|link=node|align=left|width=320|height=240]

通常の万年筆はペン先にインクを導くスリット(切割りという)が1本入っているんだけど、『ミュージック』は2本入っていて、インクがより沢山紙に送られるようになっているのです。ペン先は平べったくなっていて、縦に書くと線が太くなり、横に書くと細くなるようになっています。線は太いので沢山のインクをペン先に供給する必要があるのだけれども、切割りが2つあることでより沢山のインクが供給できるようになっています。また、ペン先は3つに分かれることにより、平べったいペン先の割にはねじれ具合に対する許容度が大きい。

この万年筆に黒のインクを入れれば、くっきりめりはりの効いた楽譜が書ける
はず。ペンシルの場合はくっきりしていないので、個人的には好きじゃないですね。またこすれに弱いからコピーして使用している方もいたような。ボールペンやローラーボールは線に変化があまりつかないから、メリハリが欲しい人には物足りないかも。

[img_assist|nid=850|title=#3776|desc=プラチナ万年筆さんの『#3776<ミュージック>』です。 ぱっと見た感じはどうしてもモンブランを連想してしまいますが、使い勝手はなかなか。 セーラーの『極黒』というインクの性質からなのか、少しインクのフローが良くない気もします。 よって、ツバメフールス紙に書いた場合はカスレが目立つことがあるのが難点だな。|link=node|align=right|width=320|height=240]

ちなみにミュージックと言われるペン先はパイロット、セーラーからも発売されていますが、人気があるのはプラチナの『#3776<ミュージック>』と言われるモデルらしく、私も購入したのだった。デザインは正直なところ、あまり好きにはなれない。どうしてもモンブランを連想してしまうボディと色気がないところが改善してほしいところ。また、ボディがいかにもプラスチックという感じがしてなりません。安っぽい。(というか安いんですけど)ただ、使い勝手はなかなかのもの。国産品を見直しました。

音符は縦線が細いので少し握り方を工夫しなければいけないけど、何回も線をなぞったりしなくても線の強弱がつけられるのがいいですね。

線が太いので漢字は少々大きめに書く必要があるけど、教科書体っぽく書けるので一瞬字がうまくなったのかもと錯覚してしまうかもしれません。ただし、ちょっとくどくも感じられるかもしれず、署名くらいにとどめ、本文を書くのは控えたほうがいいかもしれませんね。

[img_assist|nid=852|title=#3776 試し書き|desc=#3776<ミュージック>でツバメフールス紙に書いてみた。 比較も兼ねて、ペリカンの万年筆も使ってみた。 ツバメフールス紙はインクをあまり吸わないこと、ミュージックニブの扱いに慣れていないところがあり、掠れ気味になっている部分も…|link=node|align=left|width=320|height=240]

ペリカンを飼う

『ペリカン』と言っても動物のことではありません。紛らわしいタイトルで申し訳ない。

[img_assist|nid=842|title=Pelikan Toledo M700の化粧箱|desc=Pelikan社の万年筆“Toledo M700”の化粧箱。三羽のペリカンがあしらわれていて美しいです。|link=node|align=left|width=480|height=240]

『ペリカン』とは『Pelikan』社の万年筆のことなのです。
万年筆に興味がなければ『Pelikan』??そんなメーカは知らないよ。という方も多いのではないでしょうか。そんな方でも『モンブラン』の万年筆は知っているかもしれません。

ペリカンの万年筆はモンブランの万年筆とよく比較される、ファンの多いメーカなのです。かくいう私もペリカンの万年筆のファン。ただし、そんなに色々なメーカの万年筆を持っていたり使ったりしたことはないのだけれども。

[img_assist|nid=843|title=Pelikan Toledo M700の化粧箱をあけたところ|desc=あけたところも綺麗です。 やはり三羽のペリカンが描かれています。|link=node|align=right|width=320|height=240]

ペリカンの万年筆は『スーベレーンM800』という万年筆を2本持っています。線が最も細い『EF』というペン先と1サイズ線が太い『F』と言われるもの。EFのペン先を普段使っていて、ある日修理に出した時、待ちきれなくてFのペン先のスーベレーンM800を購入した次第。しかも軸は気に入っている青の縞模様。スーベレーンと言えば緑の縞模様が代表的らしいけど、青い方が気に入ったので…

そして最近、北浜は高麗橋というところにあるお気に入りの文房具店『[http://www.morita.ne.jp/ モリタ万年筆店]』に行って『トレドM700』に触れたのだが、これが懐にはよくなかった…

[img_assist|nid=844|title=Pelikan Toledo M700|desc=これがToledo M700です。 胴軸が美しいです。 “書く”という行為は絶えずペンが視界に入るから目を楽しませてくれたり綺麗なものがいいですね。 Toledo M700はそんな要求に応えてくれると思います。|link=node|align=left|width=320|height=240]

もう一目惚れです。
胴軸にスターリングシルバー24金張りに手彫りの彫金が施してあります。三羽のペリカンがあしらわれているんだけれども、手彫りなので1本毎に表情が違います。この万年筆には製造番号がついています。厳密には職人さんが何本目に彫った?をあらわす番号、識別する番号とアルファベットで構成している(といわれている)

トレドという万年筆はM700の他にM900という万年筆もあります。M800のサイズで作り上げたのがM900と言えるのですが、ボディにスターリングシルバーの彫金があしらわれている分、重たいのです。M800が丁度良い重さに感じられ、心地よく書けることを考えると購入しても単なる装飾品にしかならないように感じました。

[img_assist|nid=845|title=キャップを尻軸に差し込んだところ|desc=ペン先近くはグリーンの窓がついていて、インクの残量が分かるようになっています。 ペリカンの模様も綺麗ですが、ペン先も綺麗です。|link=node|align=right|width=480|height=240]

M700はM400と同じ大きさで、M800/M900よりひとまわり小さい。でも手に持った感覚では、重さはM800とそんなに変わらないような気がした。そんなこんなを考えているうち、M700を購入することに決めてしまっていたのでした。ペン先はFより1サイズ大きいMサイズ。万年筆らしさを体感するにはペン先が太いほうが良いとの意見が多いこと、同じサイズを持つのはもったいないかな、という気持ちからMサイズにしたのでした。

[img_assist|nid=846|title=Toledo M700の彫金1|desc=ペリカンの彫金です。 化粧箱と同じペリカンが居るのですが、職人さんが彫るものですから表情がそれぞれ違います。 はっきりいって可愛い!|link=node|align=left|width=480|height=240]

私のペリカンは、上述の製造番号の規則によれば、職人さんが7本目に彫ったものらしい。本物のペリカンはちょっぴり気性が荒くて可愛いと思えることがあんまりないのですが、万年筆上のペリカンは可愛いです。ネットをいれば色々な人がいるもので、1本目に彫ったものは確かに表情があまり豊かではなく下手な気がするけど、それでも愛らしいという方もいるみたい。人それぞれというか、蓼食う虫も好きずきといったところか!?

[img_assist|nid=847|title=Toledo M700の彫金2|desc=裏側には一羽のペリカンが彫られています。|link=node|align=right|width=480|height=240]

Mサイズはさすがに太く、仕事でメモを取るという用途で使用するにはちょっと使いにくいかも。ただでさえ太いことに加え、仕事で急いでメモを取ろうというと筆圧が強くなりがちで、そうするとインクが更に出てより太くなっちゃうんですね。反面、趣味の筆記具としては最高です。ゆっくりとペン先を滑らせ、線の強弱をつけながら書くのが快感です。ノートにメモを取りたくてウズウズします。今は、NHKテレビイタリア語会話講座と同中国語会話講座の内容をノートにメモする際に使用しています。

[img_assist|nid=848|title=試し書き|desc=試し書きしてみた。 上: Toledo M700, M nib, Ink: カランダッシュ アマゾン 下: M800, EF nib, Ink: ロイヤルブルー|link=node|align=left|width=320|height=240]

胴軸が緑色の半透明な素材になっていることもあり、インクはグリーンを使用
しています。今は『カランダッシュ』社製のアマゾンという種類。使ってみてはじめて分かったのだが、インクが沢山出ると筆記速度により新緑のような薄緑と深緑の部分ができるみたい。個人的にはもう少しムラが少なく、明るい色だったらいいのになぁと思ったり。このインクを使い切ったら、純正のグリーンを使ってみようかなとも思っています。

大阪 地名の由来を歩く

夏休みを利用して久々に仕事に関連しない書籍を購入。それが若一光司さん著の“大阪 地名の由来を歩く”です。

私は伊藤洋一さんが好きで、“伊藤洋一のRound Up World Now!”というラジオ番組をPodcastで聴いているのです。主には経済について1週間の出来事をコンパクトにまとめつつ、伊藤洋一さんの解説や見解が聴けるというもの。日々のニュースをチェックするのも重要だと思いますが、1週間という単位でまとめるというのも重要だと痛感する次第。

さてこの番組では伊藤洋一さんが接した(読んだり見たり触ったり…)作品を紹介するコーナーがあるのですが、そこでこの本の紹介があって気になったのです。

強いて言えばあと2つほど理由があります。1つは仕事に追われて本がなかなか読めなかったこと、読んだとしても仕事に関するつまんない書籍。もう一つが2, 3年ほど前だったと思うのですが、京阪電車の車内に京阪沿線を巡ることの楽しさを書いた広告があったのです。厳密にいえば、原稿用紙に2, 3行ほどで、その土地の由来について書いたものだったんです。よく頭に残っていたもんだ。

そういったいくつかの組み合わせにより、梅田にある大型書店で購入。早速スタバで半分ほど読みました。

恥ずかしながら、全くといっていいほど大阪の土地の由来をしらないことを思い知らされるとともに、興味深く読みました。

例えば難波宮公園が大阪が都でありえた一瞬の証だったとか、大阪の三大市場の1つに雑魚場市場というところがあり雑多な魚介が集まる場所で、更に“桂ざこば”の“ざこば”がこの“雑魚場”に由来するとか。。。

私自身はよほど暇があれば、何も考えずに電車で気が向いた駅をおりて散策することもあるのですが、この本を片手にウロウロしてみたくなりました【汗】

VLCで語学のお勉強

VLCとは動画再生ソフトの1つ。MacならQuickTime Player、WindowsならWindows Media Playerを連想すればよろしい。さてVLCが便利なのは、様々なフォーマットに対応しているところが大きいのですが、個人的には倍速再生に対応しているところもあげておきたい。

趣味(!?)で語学、とりわけイタリア語とタイ語をお勉強したりしているのだけれども、おおよそ以下の流れをとっています。
# まずは録画
# iPhoneかPCからVLCで再生。この時は等倍速で。
# 復習としてVLCで再生。この時は1.5倍速で。ノートに主要なフレーズを書き取る。

1.5倍速にするのは耳を鍛えるためと、時間を短縮するため。テープの倍速再生と異なり、音程が高くなったりすることがないところがいい。デジタル処理なので当たり前なのかもしれないけど。再生速度を変更するのは“CMD + =”, “CMD + -”のショートカットキーを使う。これにより、等倍速←→1.5倍速←→2倍速←→3倍速←→4倍速←→8倍速と切り替えできる。2倍速以上になるともう日本語以外は聞き取れません…3倍速になるとデジタル処理に難があるのか!?音も少し変に感じられる。

1.5倍だと人の動きもさほど違和感がないのが不思議。音楽も「ちょっと速いかも」と感じるレベル。そういう音楽なんだと言われたら納得しちゃいそう。

そんなわこんなで、夏休みはひたすら語学と格闘しています〜。

Colours of the Earth〜万年筆のインク

[img_assist|nid=833|title=Colours of the Earth|desc=カランダッシュ社製インク“アマゾン”です。 ガラスの底を見れば分かるとおり、パフェのように底上げしています。 もう少し安ければいうことがないのですが!|link=node|align=left|width=320|height=240]

最近、万年筆に入れるグリーンのインクを購入しました。万年筆はもっぱらペリカン社製の“スーベレーンM800”というモデルを使っています。2本持っているのですが、どちらも胴軸が青縞でペン先がそれぞれEF/Fです。

万年筆の魅力が分かってくるにつれ、ペン先が太くなりつつある気がします。

さてM800を購入すると、“ロイヤルブルー”という名前の青いインクがついてくるのですが、個人的には少々薄く感じられるのです。一時期は“ウォーターマン”というメーカの“フロリダブルー”というインクを使用していたのですが、今は水分を飛ばして“濃縮して”使用しています。しかし濃縮すると黒っぽくなって、これはこれでちょっと好みじゃない気が…ペリカン社のインクなら“ターコイズ”が好みかもしれない…

[img_assist|nid=834|title=カランダッシュ製Amazonとペリカン製Royal Blueの比較|desc=カランダッシュ社製インク“Amazon”と、ペリカンのRoyal Blueの比較です。 Royal Blueは水分はとは゛して2/3くらいになっているので、通常より若干色が濃いです。 ちなみにペリカンは“Pelikan”が正しいです。写真を撮ってから気づきました… なお、Royal BlueはM800のEFで、Amazonは爪楊枝で書いてみました。早くM700トレドが来ないかな。|link=node|align=right|width=320|height=240]

ところで最近“M700トレド”なる万年筆を購入しました。(厳密には現物が品切れ中だったので、取り寄せをしているところ)この万年筆はグリーンなのです。また、インクの残量が見えるように半透明なんです。ちなみにペン先はMに…仕事で使いつつも、プライベートでメインに使いたい。そんなM700トレドに合うインクを探していたのですが、カランダッシュ社の“アマゾン”というインクに人目惚れ。ペンの力の入れ具合(=インクの出具合)によって色の濃い部分と薄い部分ができるのですが、薄い部分は鮮やかで濃い部分はしっかりしていて、魅力的。

ボールペンをメインに使っていると色のムラにしか見えないかもしれませんが、私にとってはたまらない!難点はその価格。ペリカンのインクが62.5mlで定価800円カランダッシュのほうは30mlで定価2500円します。1mlあたりの価格に換算するとカランダッシュは6.5倍する。まま、インク使い切るまで数ヶ月かかるくらいなのでよしとしよう。

iPhoneでFlash再生

[img_assist|nid=835|title=Flashが使用できないiPhone|desc=|link=node|align=left|width=320|height=480]

iPhoneユーザじゃなくてもご存知の方が多いと思われる、『iPhoneでFlashが再生できない』事実。

Appleの主張は要約すれば、
* HTML5でFlashの置き換え可能。
* Flashは電池食い。
* FlashはPluginによる実装。シームレスではない。
といったところか。

本音は上記と同じかどうかは分からない。Flashは高機能でAppStoreに公開しているネイティブなアプリの置き換えができる可能性があるから、ビジネスモデルを守るための口実かもしれない。あくまで想像だが。

ユーザの視点ではFlashが再生できて当然という前提のもとに構築しているサイトが一部にあり、再生できないことが少し不便に感じられることも。

そんな風に感じる方も多かれ少なかれおられるようで、海外の有志の方がFlashを再生できるようにしてくれました。

[img_assist|nid=836|title=Frash on iPhone(1/2)|desc=iPhone上でFlashコンテンツを再生しようとすると、“Flash”と表示される。 おそらくは消費電力の懸念があるからでしょう。|link=node|align=right|width=320|height=480]

[http://github.com/comex/frash comex’s frash at master – GitHub]

こちらにFlashクローンともいうべき“Frash”というソフトのソースが格納してあります。まだ一般的に公開できるほどのレベルに達していないという理由からバイナリは置いておらず、自分自身でコンパイルしなければならないようになっています。

しかし、以下のホームページにはバイナリの置き場所やインストール方法について記述がありますので、適宜参考にすれば良いと思います。

[http://d.hatena.ne.jp/KMJB/20100807/1281153162 iPhoneでも(iPhone4も含む)Flashが見れるようになった!!〜導入方法など〜 – iPhone Life(KMJBの日記)]

当方ではどうしてもFlashの表示を行いたいときのみ表示ONに設定するようにしています。

[img_assist|nid=837|title=Frash on iPhone(2/2)|desc=Flashの文字をタップすると、このとおり、Flashが再生されます。|link=node|align=left|width=320|height=480]