永く愛して使える筆記具を買おう

[img_assist|nid=820|title=カランダッシュペンシルの外箱|desc=綺麗な外箱です。|link=node|align=left|width=320|height=240]

当方、筆記具マニアや文房具マニアではないのですが、少々(!?)高くても永く・飽きずに使える筆記具を買うようにしています。もともとは4, 5年くらい前の万年筆ブームに乗っかってパーカーのソネットとペリカンのM800を購入したのがはじまり。

万年筆と言えば、小学生くらいの頃、メーカは失念したけど学習ドリルの付録というか、契約の特典として万年筆がついていて、そちらを少々使ったことがありました。付録なので当然質の良いものではなく使い心地がいいかどうかも分かるほどの年齢ではなかったため、「使いにくい筆記具」という先入観だけがすりこまれたのでありました。

そしてブームに乗って万年筆を購入してすっかり虜に。筆ペンのように線の強弱、インクの濃淡によって、より表情豊かに、そしてボールペンやペンシルのように力を入れずに楽に書ける点が気に入った点でしょうか。

[img_assist|nid=821|title=カランダッシュペンシルの化粧箱|desc=カランダッシュ社ペンシルの化粧箱です。 綺麗な赤色です。|link=node|align=right|width=320|height=240]

あと、痛切に感じるのが後輩に憧れられる存在でしょうか。仕事ができたり、尊敬されたりというのが重要なのはいうまでもないですが、そういう視点で見れば、筆記具はいいものを使いたいと思うのです。あれだけ仕事ができるようになったら、あんな筆記具が似合うんだと。もちろん、使っている本人としては、使い心地な表題のように永く愛して使える筆記具を使いたいという欲求もあります。

そんな視点でまわりを眺めてみると、永く愛して使えそうな筆記具を使っている人って本当に少ないです。最近はどんなシチュエーションでもメモがとれるような軽くて使い勝手の良いノートPCが出回っているからかもしれません。もっともこれはうちの勤め先だけかもしれませんが…

[img_assist|nid=822|title=カランダッシュ社ペンシル|desc=|link=node|align=left|width=640|height=384]

日本の筆記具は本当にコストパフォーマンスがよく、性能の良いものが安く手に入るのでそれらを使用するのも良いですが、1本くらいは持っておきたい。特に感じるのは、商談など客先での打ち合わせで出す筆記具はいいものを使いたいですね。当方の勤め先では部長でも打ち合わせで200円くらいの筆記具を取り出したりするのでずっこけそうになります。部長でもそれくらいの筆記具しか買えないのかな・・・と一抹の不安を感じたりも【笑】

そんなこんなで、自分自身へのご褒美として「ペンシル」を購入しました。(実は万年筆は予約したのですが・・・そちらについては手元に届いたら別途書こうかと)

[img_assist|nid=823|title=カランダッシュ社ペンシル|desc=シンプルかつ綺麗な外観です。書き心地も良いです。|link=node|align=right|width=320|height=240]

多分、筆記具に興味がない人には聞いたことがないメーカかもしれません。「カランダッシュ」というスイスのメーカです。これまでPDAのスタイラスのかわりにボールペンのかわりにスタイラスを挿すことを想定して、「多機能ペン」を使っていたのです。1本で黒と赤のベールペンとペンシルが使えるというものです。こちらは便利なのですが、機構上どうしてもペン先が僅かに斜めに出てくるんですね。これが気になって仕方がなかったことと、今では別でボールペンを持っていることから、いったん隠居してもらおうということに。

写真でお分かりのとおり鉛筆のように六角形になっているのですが、これが持ちやすいです。おそるべし鉛筆です。ただし鉛筆よりわずかに直径が大きくなっていて、大人の手に馴染みやすいようになっていますね。

[img_assist|nid=824|title=カランダッシュ社ペンシルのキャップ|desc=カランダッシュ社のペンシルをキャップ側から撮ってみた。|link=node|align=left|width=320|height=240]

替芯は日本では珍しい0.7mm。この太さのおかげなのか、カランダッシュの替芯が素晴らしいからなのかはまだ分かっていませんが、力の加減で線の太さのコントロールをしてメリハリのある字が書けますね。もしかしたら鉛筆でもそうだったかもしれないけど、しばらく鉛筆を使っていないからその感覚を忘れてしまっています。試しにこれまで使っていた0.5mmのペンシルで試してみましたがさほどコントロールできませんでした。もっとも0.5mmではより小さい字で漢字が書けるので、そういった点でメリットがあるかもしれません。

外感はシンプルだけど、品格があります。こちらの3倍ほどの値段がついていたモデルは銀でできていてもう少し光沢が抑えられていていい雰囲気だったのですが、素材の特徴によりマメに手入れをしなければならなさそうだったこともあってこちらにしました。

商品は厚手の紙の箱に入っていて、取り出すと上品な化粧箱が出てきます。個人的にはほとんど化粧箱を使うことがないので、ちょっともったいないかも。

[img_assist|nid=825|title=試し書きしてみる|desc=いくつかの筆記具で試し書き。 愛があるからといって、綺麗な字で書けるとは限りません【涙】|link=node|align=left|width=320|height=240]