会えルノ〜可愛いイレーヌと御対面

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ルノワール展に行ってきました。

しっかりと見たのは今回がはじめてかも。筆遣いは柔らかいタッチだけれども豪快。

平日にお休みをとって行ってきたのだけれども、平日とあってか入場者は比較的少なく、さほどストレスもなく見ることができました。

主要作品のうちいくつかを含む作品を展示していましたが、個人的に気になっていたのが『イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢の肖像』。

この作品で注目したい点がいくつかあってあるんじゃないかと思っています。
* 少女の顔立ち
* 繊細に描写された赤毛の頭髪
* 膝の上で軽くくまれた小さな手

顔立ちは上品な雰囲気。瞳がしっかりした輪郭で描かれているのが印象的です。髪の毛は1本1本が描かれているかのよう。

興味深かったのが赤外線やX線による解析。これにより、塗料の盛り方や下書きの有無など、いくつかのことが分かるとのことでした。中には長髪の女性を途中で描いていたものを結い上げる感じにした絵もあるようで。そういうのを見ると、計算しながら描き上げていく雰囲気が伝わってくるようです。

こうやって、代表作が見られるのも(まだ)日本にお金があるからでもあるんじゃないでしょうか。見られる機会は限られるでしょうから、見たい絵が展示されたらどんどん見に行きたいと思います。

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