灘の酒蔵

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Steadicam Merlinの練習を兼ねて、灘の酒蔵に行ってみた。
結論としては、使わなかったのですが。

普段はあまり日本酒を飲むこともなく、興味を向けることもあまりなかったので良く知らなかったのですが、日本酒を取り巻く環境はあまり良くないようにも思えました。
時期的にも最盛期からはずれているというのも大きい要因だと思いますが、資料館や蔵にはほとんどお客さんがいませんでした。

さて、灘に行って改めて行ってみて感じるのは有名どころのメーカーが沢山あるなということ。
酒造メーカー出荷ランキング(2007年・日刊経済通信社調)を見ると、20位以内に兵庫県のメーカが8社あるのだからある意味納得してしまう。

予約はしていなかったので、工場見学はできませんでしたが、資料館には入ることができました。なかなか興味深く拝見させていただきました。結構複雑な工程を経て出来上がるものなんですね。

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Steadicam Merlin & E-P1

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先日、『Steadicam Merlin』という撮影機材を購入しました。

どんな機材か?というと手ぶれ補正を防ぐものです。最近のデジカメやビデオカメラには手ぶれ補正は搭載されていますが、これらは細かい振動に対して効き目がありますが、大きめの振動に大してはほとんど効果がありません。例えば歩きながら撮影した場合、上下のブレをおさえるように意識しても防ぎきれません。そういった振動を吸収してくれるのがSteadicam Merlinなのです。

百聞は一見にしかず。YouTubeにSteadicam Merlinを使って撮影された動画がありますので、まずは見てくださいな。

レールを使って撮影したんじゃないか?!と勘違いしてしまいそうですが、これがSteadicam Merlinの実力を発揮したいい例ですね。ただ、使いこなすのはかなり難しいのだけれども。

やじろべえのようなものをイメージすると分かりやすい。グリップの上に前後左右に自在に稼働する部分があり、その上に台があり、ここにカメラを載せます。またこの台からグリップの下のほうに弧を描くようした棒状の金具が伸び、その先におもりがついています。おもりとカメラのバランスをとることで、グリップが傾いてもカメラは傾かないようになっています。結果、ブレが軽減されるというわけ。

しかし、セッティングが大変です。上記の原理より、きっちりバランスをとらなければならないのですが、グリップ上部の稼働部は非常にスムーズに動作することから、0.1mmの精度でカメラの位置を調整しなければなりません。バランスがとれていないと、傾いてしまいます。
まさにやじろべえ。
バランスがとれたとしても、重心とグリップ上部の稼働部の位置関係がよくないと、やじろべえの揺れの周期が短くなり、撮っている動画の揺れが目立ってしまいます。

例えば、稼働部より実際の重心が随分と下のほうにある場合、振動の周期が短くなってしまいます。よって、稼働部よりほんのちょっと下に重心がくるように調整できていなければなりません。そのために、おもりの重さを変更したり、おもりの位置を上下に調整したりします。実際には、おもりの重さと位置を決めてからバランスの調整を行うのですが、はじめて調整をしたら2時間くらいかかってしまいました。

まずはE-P1を載せてみたのですが、デフォルトでは重心が下のほうになってしまい、期待した効果があらわれませんでした。そこで、台におもりのかわりに『ワンウェイフォーカシングレール』なるものを取り付け、との上にE-P1を載せました。すると重心がより上の方に移動し、揺れの周期が長くなり、期待通りになりました。

あとは撮影のテストをするだけだけど、時間がなくなったので後日撮影することに。

更に難関が待ち構えてそうです。

* 風を受けただけで揺れてしまう。
* 風がなくても制御が難しい。
* 折り畳んだ状態から組み立て直したら、バランスを取り直す必要がある。
* バランスの微調整が必要なくらいデリケートなだけに、焦点距離の変更すら困難。内部のレンズの移動が発生し、それにより重心が前後にずれそう。

などなど。使いこなせるようになるのはいつになることやら。