出色の出来!~Japan Tour 2009 PLACE TO BE

今年も行ってきました!上原ひろみのコンサート『Japan Tour 2009 PLACE TO BE』です。

今年はピアノ1台のみ。本人の演奏がよりダイレクトに伝わってくるという点でとても楽しみにしていました。

大阪での開催場所は『ザ・シンフォニーホール』です。ちなみにこちらの会場に行くのは初めてでしたが、音響の良さに感動しました。私の中では、大阪の会場ではフェスティバルホールが最高だと思っていましたが、それに勝るとも劣らない良さと感じました。(現在フェスティバルホールはビルの解体・新築工事により休館中)

今回はアルバム『Place To Be』に収録された楽曲を演奏していました。

曲目は以下のとおりだと思います。

# I Got Rhythm
# Sicilian Blue
# BQE
# Islands Azores
# Berne Baby Berne
# Choux a la Creme
# Green Tea Farm
# Capecod Chips
# Old Castle, By the River in the Middle of a Forest
# Pachelbel’s Canon
# Viva! Vegas-Show City, Show Girl
# Viva! Vegas-Daytime in Las Vegas
# Viva! Vegas-The Gambler
~アンコール~
# Place To Be
# The Tom and Jerry Show

アルバムPlace To Beは持っているものの、それぞれの曲ができた背景についてはこの日にはじめて知りました。ファンとしては恥ずかしい限りです。

一言で言うと、日記のように、ある日の出来事を曲にしたものです。彼女は世界中に赴いては演奏をしているのですが、その各地で感じたことがベースになってできたとのこと。解説を聞いてから曲を聴くと、その口径が目に浮かぶようです。例えば2曲目はイタリアにあるシチリア島に行ったときの風景が曲になったもので、3曲目はニューヨークの高速道路がカーチェイスさながらの運転だったことを曲にしたり。

今回は即興演奏の要素が大きく、とても刺激的。ちょっと小技(!?)を織り交ぜては観客の方に視線をやり、反応をチェックしていたり。これでもかというくらい沢山の音を詰め込んで聴かせてくれるので、少し気を抜いたらおいしい部分を聴き逃してしまいそうです。ただ、観客の方は(少なくとも1階席前方のほうは)反応は皆無でしたが。

あと、10曲めの『パッフェルベルのカノン』は『上を向いて歩こう』や童謡『茶摘み』(「夏も近づくはちじゅうはちや~♪」の曲)を織り交ぜた、楽しいアレンジに

11曲目~13曲目、15曲目はもう終わりということもあり、盛り上がっていました。13曲目は、おそらくはスロットマシンかルーレットがまわる様子から始まる楽しい曲。原曲は1回目が外れで2回目にあたりが出るという設定なのですが、コンサートでは4回目にあたりが出ました【笑】3回目くらいから観客もあたれ~~という手拍子が激しくなり、それでは足りずに4回目となったようです。

MCはとてもおだやかかつ楽しく、彼女の性格が出ているようでした。そして楽しい。6曲目はフランスで食べるシュークリームが曲の題材になっているのですが、「どら焼きが白くなったもの」=「シュークリーム」という発言が大爆笑を誘い。。。しかし本人は何故笑われたのか分からなかったとアンコール直後、14曲目に入る前のMCで告白し、更に爆笑…

そんなこんなで、とても楽しく過ごせました。彼女は年に一度のペースで大阪に来るようで、来年が待ち遠しいです。来年はいい席を確保したいな!

あと、是非ライブ版を出してほしいですね。オリジナルアルバムはもちろん良いのですが、即興演奏が楽しい今回のライブ版も欲しいです。