一部のネットで大きな話題(問題となっている)「黒点問題」について。ライヴ撮影にあたってもっとも気になったのがこの問題です。
具体的にはイルミネーションや夜のビルの明かりなど、非常に小さい範囲で輝度差の大きい被写体を撮ると、その明かりの右側が数ドット黒くなるという現象です。ネットを賑わしているのは、等倍か拡大した明かりのまわりをトリミングして騒ぎ立てるというちょっと幼稚なやり方です。(ユーザーなら、直接メーカーにクレームを入れればいいのに)
とはいえ、オーナーとして気になるのも事実。ということでとても不安だったのですが、撮ったライヴ画像をざっくり確認する限り、そのような写真はありませんでした。どうやら発生条件がシビアみたいでライヴの光源では発生しにくいようです。ちょっと一安心。
メーカーは調査中と公式にアナウンス。早く何とかしてほしいですね。この現象が確認されてから3週間弱。もしメーカーが即調査・対応をしているとしたら、そろそろ対策内容が公開され、ファームウェアの公開や回収があると思われます。発表と同時に調査が開始されたとしたら、1月から2月になるのでしょうか。高感度が強化されたと言うことで、写りについて、特にライヴ撮影では概ね満足できる写りです。早く対策してより完成度を高めていただきたいです。
ちなみに今回の撮影では雰囲気重視で暗めの設定であったため、ISO感度は最低1600、もっとも使用した設定ではISO2500でした。前モデルのEOS 5DではISO1600では非常にノイズが乗っていて我慢ができないレベルでしたが、EOS 5D mark IIではなんとか耐えられるレベルでした。光量が多い場合ではISO3200でもノイズが少なく、ライヴ撮影という観点では購入した甲斐がありました。