書き忘れたので、続きを少し。
演奏と雰囲気は出色の出来といって差し支えないと思うけども、音響面ではほんの少し課題があったように思う。
それはキーボードとボーカルのチューニングがアンバランスであったこと。この日のキーボードはピアノの音色をチョイス、アタックレートを小さくすることで(音の立ち上がりが鋭くなることにより)、硬めの音になるように設定。ただしホール系のパラメータを選択することで、暖かいイメージも同時に演出するといった具合でした。いっぽうボーカル側は残像感はほとんどなく高解像度。で出力はこころもち小さ目。これにより、音量の差を無視すれば、ボーカルは1mくらい先にいて、キーボードは20mくらい先にいるような感じなんです。更に音量はボーカルのほうが弱いわけで。。。ちょっとちぐはぐな感じ。できればボーカルの音量は少し大きく、残像感のあるチューニングが良かったように思う。
しかし、機材の設定って本当に難しいですね。技術的に設定追い込むのもそうだし、こういうものは個人の好みもあるだろうし、ステージを始めるまでに、、、できれば開店前に調整しておかなければいけないといった条件も重なる。当然こういった知識がなければお話にならない。
えらそうなことを書いたけど、北新地のバーでも今回のレベルに全然達していないところも沢山みてきたので、そういう意味ではよくやっているほうなのかもしれない。ただ、お店にとってはほんの少しの頑張りがより充実した空間の提供につながり、評価を上げ、売上アップにもつながるというもの。お客さんにとっては同じだけお金を出すんだったら良い演奏が聞けるほうが良いのは当然なわけで。。。こういうことろで頑張って欲しいんですよね。