黒い太陽が終わった

ドラマ『黒い太陽』が終わりました。そこそこ楽しめたかな。

小説とドラマは、若干ストーリーが違います。小説を読んだことがある視聴者でも楽しめるように、という図らいなのかもしれないですね。そこそこというのは、この部分で若干不満があるから。

象徴するのが、最終回の終わり方じゃないでしょうか。藤堂への対抗心や『かませ犬』扱いに対する反発が高じた結果、立花潰しに遭う。立花が経営する店舗の正面に同業の店舗を出して潰しにかかると、立花はキャストをひっこ抜き…潰しあいに勝った。

…ように思えたところで警察に出頭を求められて小説は終わります。

ドラマでは、更に過去に殴り合いになった借金の取り立て屋に刺されて終わります。父親の心肺が停止し、立花も死にそうな感じで…勝負がついたようにも取れます。小説では釈放されたら復讐したるねんという雰囲気を残して終わるのです。個人的には小説がいいなあと思えたわけです。