故きを温ねて新しきを知る~温故知新

ジャズについて話をすると、『ジャズは難しい』とよく言われる。
そのとおりでしょうね。

曲にもよるんだろうけど、聴くのも演奏するのも難しい。
だけども、その『敷居』を下げることはできます。

一言でいうと、(少なくともジャズの場合は)歴史を辿りながら古い方から新しい方向に向かって聴けば、いいと思います。

かくいう筆者も昔は全くジャズが分かりませんでした。
何回か挑戦し、発売したばかりのアルバムを聴いたりしたんだけど、どうも分からない。

分かるようになってきたのは、ジャズバーに行ってから。
筆者がはじめて訪れたジャズバーはピアノトリオ+ボーカルという構成を基本とするところだったのです。
時代は1930~50年代くらいでしょうか。
聴いていてシンプル。
だけども、各パートがここ一番聴かせるぞという時にはチャーリー・パーカーが編み出したようなソロ演奏が分からない状態…

更に理解が深まるきっかけになっのが、3年くらい前にたまたま見たジャズの歴史を解説した番組。
ジャズがどのように発祥し、どのようにして複雑化していったのか?を、それ
ぞれの時代に活躍したミュージシャンにスポットを当てながら解説していたん
ですね。
それを見てとても納得したのを覚えています。

今では最初に買った新しい目の曲も分かるようになってきました。

そんなわけで、ジャズが分からないよー、でも興味はあるよー、という方は年代順に有名なミュージシャンのアルバムを聴けば良いのでは。
ジャズのアルバムはやすいです。
発売してずいぶん時間が過ぎ去ったものは1500円くらいで買えます。
宴会の費用よりやすい!

時間があればどの曲がとけ込みやすいか?といった観点でアルバムを紹介した
いと思います。

ところで故きを温ねて新しきを知るというのは色々なところで当てはまりますね。
最近思うのが『ビジネスカジュアル』について。
勤め先は『ビジネスカジュアル』になって1年が経つのですが、だんだんジーパンの人が増えてきました。
『紳士服』とは?『スーツ』とは?というのを歴史を含めて調べた上で『ビジネスカジュアル』とは?というのを調べればどこまでが許容されるか分かるはず。
そもそも勤め先の人事は『ジーパンはあかん』といっていたはずなのに…
今では部長でもジーパンをはいてる人がいます。
『私は馬鹿です』といっているようなもの。
ほんと、見てていらいらしてしまいます。。。
客先にも出るだろうに、、、こんなので営業はなりたつのかね?(考えすぎなだけだろうけど)