[img_assist|nid=866|title=Pandaboard|desc=Pandaboardをアクリル板でサンドイッチにし、簡単なケースとしたところ。 SDカードはデジカメで使っていたものを流用しています。|link=node|align=left|width=480|height=360]
週末を利用して『Pandaboard』にUbuntu10.10をインストールし、地デジ録画環境を構築しました。
Pandaboardは最新のAndroidタブレットに使われているCPUが載っていて、まずまずの速度で消費電力が抑えられています。これまではATOMプロセッサが載ったパソコンにUbuntuを入れて、同様の環境を構築したのですが、ファンの音が気になったり、ちょっぴり消費電力も気になったりしていたので、存在を知ってすぐに購入したのでした。
詳細は後日書いてみるとして…
MonsterTV HDUSという少々古い地デジチューナーを2つ接続しました。最も気になっていたのが録画時のCPU占有率ですが、UDPで送信しながらファイルに記録している状態でtopコマンドで確認したところ、30%程度でした。2つ同時に動作していてもCPU占有率が高すぎてコマ落ちが顕著に現れるという事象はなさそうです。
消費電力は計測機器がないのでなんとも言えませんが、5V 3Aのアダプタで動作しているので、最大15Wということになるのでしょうか。これまでは2.5インチHDDを使っていたのですが、今回は32GバイトのSDカードと64GバイトのUSBメモリという構成で、かつCPUの消費電力自体も違うので、消費電力が減っているといえそうです。
動作はSDカードへの書き込みがボトルネックになるようで、時々応答が遅くなる(いわゆる『プチフリ』)が発生することがあります。
WEBサーバも入れているのですが、アクセスした時に遅く感じられる時は、この現象が発生している場合が多いです。
Pandaboardに変更するメリットは消費電力と静音に尽きます。また、SDカードにOS一式が入っているのでバックアップ等メンテナンスや違うOSのインストールも楽です。欠点は容量と処理速度です。容量はUSB HDDを使うことで解決できます。ただし、消費電力が上がるだろうし、ほんの少しうるさくなります。処理速度もUSB HDDで改善されますが、ATOM PCには追いつけないと思われます。
飽きたりもっと良いソリューションがあれば乗り換えて、PandaboardはAndroidを入れたりするかもしれません。
ひとまず地デジサーバを構築し、アクリル板でケースのようなものを作って週末は終わり。
しばらくはPandaboardで遊べそうです。