遅ればせながら、SADEと矢野沙織の最新アルバム(『SOLDER OF LOVE』『BeBop at The SAVOY』)を購入。
まだ封も切っていません。わくわくしっぱなしです。
SADEといえば『Promise』『Lovers Rock』『Diamond Life』が代表作と捉えている人もそれなりにいるようで、まずそちらをそろえたら?と言われそうだけど…新作を買ったのでした。
暗めの曲が多いみたいですが、聴くまで分からない。
ふさわしい例じゃないかもしれないけど、Yellow Magic Orchestraが『Solid State Surviver』(テクノポリスやライディーンが入っている、初期の名アルバム)でブレイクした後、(ファンを裏切るため、意図的にと言われている)『暗い目の』アルバムを数作出し続けました。
テクノポップで暗めということで当時の評価は低かったようですが、じっくり聴いてみると確かに暗いんだけど、グルーヴ感があり素晴らしい出来なのです。(特に『テクノデリック』『BGM』)
そういうアルバムに仕上がっていたらいいなぁと妄想しております。
矢野沙織はビバップを中心に演奏しています。ライヴでもMCでは、よくチャーリーパーカー(ビバップの父と言われることも多い)のことが話題になります。今回のアルバムはビバップの名門サヴォイ・レーベルのカタログに残された名曲を取り上げています。彼女の演奏は荒削りと感じることも多いのですが、勢いのある演奏は心地よいです。
彼女はアルバムによって好き嫌いが分かれるほど雰囲気ががらっと変わることがなかったので、安心して聴けそうな気がしています。