少し余裕が出てきたこともあり、お休みをいただき、カメラをもってふらっと出かけました。
予定はないので、いつも試し撮りしている神戸の北野坂近辺と梅田へ。ルミナリエは人が多いので行かず、混みそうな時間になるまでに梅田に退避。イルミネーションを撮ることにした。
使用したレンズはかなり古いレンズで設計も古いです。よって、今の日本メーカが作っているレンズよりもずっと甘いピントの(柔らかいともいう)描写で、ちょっとフレアっぽいようにも思えます。しかも樽型のゆがみが目立ちます。
魅力なのは、f0.95という明るさと柔らかい描写の中にもピントの芯がある、独特の描写でしょうか。シャープさ第一に考えている人には、単にピントが甘くてオートフォーカスのきかない欠点だらけのレンズですが、そういった、ある意味ありきたりな写りが時々つまんなく思える人にはたまらない魅力があります。また、純正レンズのようにプラスチックではなく、アルミ合金と思われる筐体で、見た目にも魅力的なのです。
純正レンズよりずっと被写界深度が浅く、つまりはボケを活かした写真が撮りやすいということでもあります。E-P1のセンサーはニコンやキヤノンの一眼レフより小さいことに加えて暗めのレンズしかなく、ボケを活かした写真が撮りにくいのです。
ある意味じゃじゃ馬レンズで魅力を出せているかと言われたらそうではない気がしますが、のせてみます。
[img_assist|nid=3|title=E-P1 + Angenieux 25mm f0.95|desc=E-P1にAngenieux 25mm f0.95を取り付けたところ。白のボディよりもシルバーのほうが似合うかもしれない。|link=node|align=left|width=320|height=240]
[img_assist|nid=4|title=風見鶏の館|desc=風見鶏の館を撮ってみた。絞りは5.6だったと思います。これ以上絞るとフレアっぽくなってピントも甘くなるようです。縮小しているので分からないですが、ピントは純正レンズより甘いです。マウント口径がこのカメラの規格(マイクロフォーサーズ、4/3インチ)より小さく、1インチしかないので、四隅がケラレて黒くなっています。ちなみにトリミングをしているのであんまり目立たないですが、実際にはもっとケラレています。|link=node|align=left|width=320|height=275]
[img_assist|nid=5|title=萌黄の館(1/2)|desc=無謀にも開放で撮ってみた。このサイズでもふんわりと写っているのが分かります。|link=node|align=left|width=320|height=240]
[img_assist|nid=6|title=萌黄の館(2/2)|desc=無謀にも開放で撮ってみた。このサイズでもふんわりと写っているのが分かります。|link=node|align=left|width=320|height=240]
[img_assist|nid=7|title=HEPナビオ(1/2)|desc=HEPナビオにて。光が中心に向かって流れています。|link=node|align=left|width=320|height=240]
[img_assist|nid=8|title=HEPナビオ(2/2)|desc=わざとアウトフォーカスで撮ってみる。|link=node|align=left|width=240|height=320]