『ソニー』と言ってもエレクトロニクスのソニーではありません。ジャズ界の巨人の『ソニーロリンズ』のこと。そのソニーロリンズが5月に来日するというのは、(はずかしながら)今日知りました。速攻チケットを買ったのは言うまでもありません。
前回の来日が3年前の2005年だったんだけれども、これをもって最後ということだったんです。高齢ということに加え、40年間連れ添ってきた奥さんが亡くなってしまい、気力が萎えてしまったというんです。そんなことから残念だと思いつつ、厚生年金会館に足を運んだ記憶が機能のように思い出します。
今回、ファンから励ましや活動縮小を惜しむ声に加え、気力が戻ってきたことが前言撤回の理由とのこと。こんなうれしいことはありません。前回は真っ赤なジャケット、最後のほうで至大の出来といっていい『St.Thomas』を長時間にわたって吹きまくった光景が強烈に記憶に刻まれたんだけど、今回はどんな演奏を見せてくれるんでしょう。とても楽しみです。
付け加えるならば、今回の大阪の会場は『フェスティバルホール』です。ここは民間が運営しているんだけど、とても音響に気を配っていていい音がするところなんです。余計に楽しみになってしまいますね。
2006年に発売した最新のアルバム『ソニープリーズ』の由来について今日の読売新聞の夕刊に書かれて舞いました。私は知らなかったのですが、この記事によれば奥さんの『ねえ、あなた』と奥さんが呼ぶところをタイトルにしたんだとのことです。