両親が海外旅行で変わったことといえば大きく2つ。1つめはどこでもよくある、『また行きたいな~』です。飛行機が恐かったらしくこれまで飛行機を避けてきたみたいだけど、その恐怖よりも『気分転換としての海外旅行』の魅力が勝ったということでしょうか。
もう1点が表題にあるように酒飲み一家になってしまったのでは、ということ。特に母親はほとんどアルコールがダメな体質でした。厳密には飲み過ぎると気分が悪くなるから避けていたということもあるのでしょう。
ところがオーストラリアでの結婚式の日の晩餐やらホテルのバーでいただいた白ワインがおいしかったようで、おみやげにオーストラリアワインを買ったんです。これが飲んべえのはじまりに…
ワインはお茶と同じく渋み成分である『タンニン』という成分が含まれているんです。ワインがとっつきにくいのがこの渋み成分が一因としてあるらしい。特に赤ワインは…更にいうと私が好きなイタリア産赤ワインは渋みが強くて両親は受け付けないんだけれども、オーストラリア土産に買った『貴腐ワイン』というのが『極甘』で飲みやすい。
記憶が確かならば、貴腐ワインは貴腐菌だったかな、細菌がマスカットについて果実の水分をどんどん飛ばしてしまうのです。マスカットはそんなことはおかまいなしに果実に水分を補給しようとし、結果として甘みが凝縮されるらしい。よってこのマスカットから作ったワインととても甘くて飲みやすい。デザートワインなんだそうです。
話がそれましたが、両親はこのワインをいたく気に入り、ワインを飲み始めました【笑】私も時々『アスティ』というイタリアのスパークリングワインやら甘そうなドイツワインを買ってあげるのですが、その時は一家がえらく賑やかになります。えらいもんを覚えてしまったなあ・・・【汗】
さて、百貨店やお酒屋さんでは隅っこにおいやられているオーストラリアワイン。個人的には口当たりがよくて飲みやすいと思っています。ワインにこだわりがある人に母物足りないかもしれないけど、あまり飲んだことがない人にとってはとっつきやすいでしょうね。興味のある方は『貴腐ワイン』や『セミヨン』あたりで検索したら情報が得られると思います。