サムイ島にて~体験ダイビング

今回の旅行の一番の目的は体験ダイビング。

その当日がやってきた。

わくわくした自覚はなかったのだが、結果としては熟睡というわけにはいかず、1.5時間おきに目が覚めていました。そして、5時に目が覚め、もう寝るのをあきらめることにしてのんびり準備をしたり、朝食を摂ったり。7時10分くらいにロビーに行くと既に迎えが来ていたので挨拶もそこそこに早速港まで。私が泊まっていた場所は『チョーン・モン・ビーチ』というところだったのですが、のんびり過ごせる (つまりは周りには何もない…) ということもあり、近辺でピックアップするのは他にはいないとのこと。

車中、サムイ島の開発 (乱開発と言っても良さそうなくらいあちこちで工事をしている光景を目の当たりにした) について話を振ってみた。最近10年くらいで急速に発達してきたらしい。しかも、ここ5年はバブルのような値動きなんだとか。ただし、ここ最近はバブル崩れの動きがあるんだとか。まあ、織り込み済みの回答かな。

次に日本人が少ないことについても聞いてみた。まずプーケットに来る観光客は20万人/年くらいで、サムイ島は2.5万人/年くらいとのこと。8倍の開きがあることになる。日本人の絶対数が少ないから大変とのこと。ただ、この日はタイの休日にあたり、参加者は多いんだとか。

『みなさんバンコクから参加なんですよね~』

う・・・羨ましすぎる。

そんなこんなを話しているうちにメナム港に到着。

挨拶もそこそこに事務手続きを済ませてから、少し時間をつぶしてから乗船。

大型ボートで揺れないのはいいけど、現地到着まで1時間半以上かかりました。一長一短。

現地に着いたら少し休憩の後、簡単な講習を受ける。水圧は深くなる度強くなるんですよ~とか、水圧が強くなると空気が収縮しますよ~とか。当たり前かもしれないけど、潜ったら忘れてしまいそうです。講習が終わったらセンセイ!?登場。

ダイビングが初めてという生徒は私を含め3人。セイセイと私以外は女の子。学生かと勘違いしたけど、バンコクで働いているらしい… (羨ましすぎ…)

それはさておき、あれこれ教えてもらいながらいざ海へ・・・デジカメを持って行くのを忘れてしまいました。まあいっか。最初は慣れるのに精一杯だろうし…

酸素ボンベ等装着した後、まずは水の中をゆっくりと歩く。そして、必要最小限の訓練。マスクに水が入った場合の水の抜き方等々。

それが終わっていざ深みへ。私以外の2人はなんだか余裕で、どんどん上達していく。こちらはなかなか沈まない…肺に空気をためすぎなんだろうか…それでもなんとか慣れてきた頃、パンを取り出す。そうすると、どこにいたんだ!?というくらいのおびただしい数の魚がパンをめがけて突進してくる。可愛いと感じる前にちょっと怖い。パンを持っていると指までつついてくる。ちょっぴり痛い。

だいぶ慣れて来て魚をまともに観察できるようになった頃、1ダイブ(!?)終了。昼食はタイ料理のバイキング。食事をしながらあれこれと話を聞く。ふーん、人は見かけによらず色々苦労してるんですねという感じ。もっとも口を開くと毒舌・辛口になってしまうのであれこれとは聞かなかったが。

2ダイビング目はちゃんとデジカメを準備。センセイが撮ってくれるとのこと。まあ、危ないから撮ってくれるという意味合いもあったのだろうが、それより何より体験ダイビングをしたレベルではなかなか思い通りに写真が撮れそうにないこと、海を知っているのはこの俺(センセイ)だ、という自負の2つがあったんだろうと推察する。見ていると、自在にパシャパシャ撮っていた。魚は当然『ハイ、チーズ』なんていっても待ってくれないから、ピンぼけの写真を量産しそうです。が、帰ってみたところ、ピンはきていないものの、ボケボケという写真はほとんどありませんでした。結構上手です。感心。

あとは、コンパクトデジカメはシャッターを押してから反応するまでのタイムラグが大きいため、魚が意図した構図にいない写真が沢山量産されていました。撮りまくるか、一眼レフカメラで撮るしかありません。(しかし、一眼レフカメラのハウジングは一眼レフカメラと同じくらいの値段のため、簡単に購入できるものではありません)

さてさて、2回目は『海底散歩』ということでゆっくりと少しだけ深いところを潜る。多分3mくらいだと思う。浅いところは残念なことに珊瑚が死んでいてちょっと複雑な気分になる光景でしたが、少し潜ると珊瑚も浅いところよりは生息していました。ゆっくりぐるりと周遊して終了!あっという間でした。

帰りは2時間かけてサムイ島へ。その後ワゴンに乗り換えてホテルへ。めっちゃ疲れた。

マッサージをしてもらったけど、いまいちだ。バンコクのマッサージが待ち遠しい…

夕食はホテルを出て向かいにある『チャーリー・チャップリン』に。ホテルでの夕食はイタリア料理とかシーフードバーベキューとかだったので、ホテルを出て食事をしました。ネットでおいしいと書いていたけど、確かにそのとおり。バンコクで食べるよりも割高だけど、ホテルや海辺のレストランよりはずっと安い。昨日も行ったのだが、顔を覚えていてくれたらしい。

『Thank you.』

と言ってきたので、すかさず

『コップン・カッ』

お互いの表情がほころびます。

店主は手のひらをくねらせ魚が泳ぐようなゼスチャーをしながら、

『取れたてなんだ。おすすめだよ』

みたいなことを言ってきたので、それをチャーハンと一緒に注文。白身魚をフライにして甘辛いタレと香草を添えたものが出てきた。雷魚をこのようにしたものを食べたことはあるけど、これは雷魚じゃなさそう。なんだろ…【汗】

食べるとこれがおいしい。タイで太ってしまいそう。

『おいしい?』

と日本語で聞いてきたので

『アロイ』

と言いました。タイ語で話をしてくれる外人はあまりいないようで、とてもうれしそうでした。

ホテルに戻ったら写真の整理。女の子に渡す写真を見繕っているうちに1時近くになる。日本時間の3時だ…眠い…明日は島を回ってみようかとも思ったけど、やっぱりホテルでゆっくりしよう…

[img_assist|nid=105|title=|desc=サムイ島 チョーンモンビーチにて。 砂がとても細かくて、素足で歩いていると気持ちいい。|link=node|align=left|width=360|height=270]

[img_assist|nid=106|title=|desc=餌付けされていることもあり、そこにはおびただしい数の熱帯魚が!|link=node|align=left|width=360|height=270]

[img_assist|nid=107|title=|desc=この魚はなんていうんでしょう??|link=node|align=left|width=360|height=270]