表題の通り、無事読破しました!作者である新堂冬樹さんの書籍は初めて読んだんだけど、どんどん物語の世界に引き込まれ、時間を忘れてしまいました。
基本的には往復の電車の中で読んでいたのですが、目的地の駅で降りるのを忘れそうでハラハラすることもありました。
さて物語はおおいくいくつかに分けられます。
やむなくキャバクラに勤めはじめた主人公。
打倒社長の野望 (!?)を果たすべく店を飛び出し、違う店で修行する主人公。
自分の店を立ち上げてからの主人公。
この小説はもともと月刊誌での連載だったようです。
それもあるのでしょうか。
自分の店を立ち上げるところまではかなり緻密に心理描写をしているのですが、店を立ち上げてからはとんとん拍子に話は進みます。
そこに違和感を感じてしまった。
おしい・・・
物語の終盤にはお金のためなら女の子の気持ちを利用する、、、しかも何人も積極的にするというところがイライラしてしまった。
なんてことするんやーと・・・
ずっと好きだった女の子までお金のために利用したところでこの小説は終わります。
なんだかとても中途半端なところだけど、、、作者としては、色々想像させるところで終わらせたかったのかもしれないです。
後半が今ひとつだったこと以外はとてもはまる小説だと思いました。
フィクションなんだけど描写がリアル。
キャバクラの世界も暴露してるみたいに感じました。