高校野球が嫌い

突だけど、私は高校野球が好きではない。理由は大きく2つある。まずは些細な理由から。

私の母校は春の選抜で甲子園に行ったことがあります。母校はスポーツ推薦された人たちにより構成されたクラス、よくできる人を集めたクラス、ごく普通の人たちを集めたクラスがあったのです。スポーツ推薦された人たちは自他ともにスポーツで活躍することを期待していました。よって、彼らの本領を発揮するのが16時以降であり、それまでは全体的になんだかやる気がない雰囲気なんですね。それは良いとして、学校を出ると態度がとても悪い。アウトローな感じが格好いいという勘違いもあったから更に目につく。彼らはそれぞれのクラブの鞄を背負っているからすぐ分かる。

商店街の人たちは、快く思っていない。当然でしょう。それでも、ツンツンしても解決するでもなし、お金を落としてくれるので悪いことばかりでもない。それが出場となったらその商店街は『祝・甲子園出場』という垂れ幕が下がる。更に自宅には『一口○×万円寄付してください』という学校からの封筒が。

出場にあたっては応援の練習をしなければならない。プロ野球同様、選手ごとにテーマ曲があり、それに合わせて応援しなければならない。また、1人1枚のカードを持ってウェーブの練習をしたり。。。彼らに対して良いように捉えていなかったので、これらがとても耐えられませんでした。

2つ目として、彼らは野球部だったら野球オンリー。それ以外のことを全く考えていない人たちがどれだけ多かったことか。少し考えたらそれだけでやっていけるのはほんの一握り。それ以前に野球をやるには野球だけ知っておけば良い、なんてことは全くないのである。それを教師も生徒も勘違いして、16時までは『それなりに』さえ勉強をしていないのである。

この時期になるとテレビで甲子園の状況が放映される。でも僕は見ないし、もっというと見たくない。大人のなかには『プロ野球とは違った面白さがある』というファンがいるけど、彼らの多くが野球以外のことを考えていないことをよく知っておくべきです。マスコミも同様。

ちゃんと高校野球以降のことを考えてている生徒は何も心配しないが、そうでない生徒のことが不憫でならない。