早速聴きました。
1957年にカーネギーホールで録音されたものです。
Thelonious Monkのアルバムでのお気に入りは『Thelonious Himself』です。
彼の音楽は『ポロリズム』と表現されることがあります。
鍵盤の叩き方がこんな感じなんですよね。
『Thelonious Himself』はまさに『ポロリズム』を代表するアルバムだと思います。
John Coltraneについては『Ballads』と『Blue Train』しか持っていません。
なので、あの(と言ってもアルバムを聴いた人しか分からないですが)甘い感じの曲調しか知らないのです。
Balladを聴くと他のアルバムを聴きたくなります。
さて早速聴いてみました。
できれば、部屋でゆっくり聴きたいアルバムです。
ポロリズムは健在です。
そこにゆったりしたサックスがからんでいきます。
最初は落ち着いた雰囲気を醸しだしているのですが、アルバムが後半になるにつれてアップテンポになっていきます。
もちろん観客も熱くなる。
拍手も後半になって大きくなっていくところからもヒシヒシと伝わってきます。
何よりうれしいのは音質が(当時録音されたものとしては)かなり良いということ。
楽曲群の良さをきっちり伝えてくれています。
1点注意しなければならないことがあります。
それはiPod等のプレーヤではシームレス性が保てていないようで曲間が若干あいてしまうんです。
たかがコンマ・ウン秒、されどコンマ・ウン秒。
1トラック1曲と明確に分かれているばあいは、違和感はないのですが、ライブ版では気になります。
アルバムではなくてプレーヤに問題があるわけだけど…