お仕事が一山越えたということで、海外旅行に行ってきました。
担当していたお仕事の終わりが10月末ということは以前から分かっていたため、かねてから行きたかったタイの『ロイクラトン祭り』に照準を合わせて計画。航空チケットが1ヶ月を切るまで取れなかったり、仕事が忙しくて細かい計画が立てられないまま旅行当日を迎えたりといったことはあったのだが、なんとか有意義に過ごすことができました。その時の様子などをダイジェストで。
==ロイクラトン祭りについて==
陰暦12月の満月の日の前後に開催されるお祭りで、毎年11月頃に行われます。バナナの葉で作った灯篭を川に流します。ソンクラーン祭り (水掛祭り) と並んで全国で盛大に行われる祭りなんだそうです。詳しくはウィキペディアやTATによる公式ホームページを参照。
http://www.loikrathong.net/
http://ja.wikipedia.org/wiki/ローイクラトン
==お目当てのスコータイのロイクラトン祭り==
タイはスコータイというところはロイクラトンの発祥の地であり、ここで行われる野外劇を是非見てみたいという気持ちがずっとありました。また、『コムロイ』という熱気球のようなものをあげるのを是非見てみたいということで、行って参りました。
スコータイ王朝の遺跡をバックに、王朝の歴史絵巻を劇にしたものでした(恥ずかしながら、拝見するまで知りませんでした)。昼間はスコータイの遺跡を見学し、そのスケールに圧倒される。歩き疲れたところで宿泊先のホテルにチェックイン。夕食を食べ終わったら野外劇の開場に。すべて指定席になっていました。ほとんどタイ語でしたが見ているだけでもストーリーが分かる内容となっていました。遺跡へのライトアップやコムロイ、花火といった装飾がとても美しい。うっとりと見入っていました。
==チェンマイでのロイクラトン祭り==
スコータイの野外劇は、チェンマイのロイクラトン祭りより1日早めから行われました。野外劇の翌日(11/1)、スコータイからチェンマイに移動すると、チェンマイっ子はロイクラトン祭りでうずうずしているようにも見えました【笑】こちらは、パレードが盛大に行われることと、美人コンテストが行われるのが特徴なのでしょうか。ロイクラトン祭りを目当てに海外旅行をしたはずなのに、現地で情報収集をするまで知りませんでした【大汗】
良かったのは、泊まったホテルがたまたまターペー門という美人コンテストの会場となる場所から徒歩5分くらいのところにある、閑静な所にあるホテルでした。おかげで、パレードへの移動はとても楽でした。
今年は例年と比べて人出が少なかったらしいですが、それでもおしくらまんじゅうな状態。
よほど有名だからというのもあるのでしょうが、西洋人とおぼしき方がとても多い!日本人は多いのかなーという先入観があったのですが、チェンマイに関してはそうでありませんでした。ちょっと意外。
美人コンテストについては、大阪総領事館主催で行われているロイクラトン祭のコンテストを盛大にした感じでした。コンテストは2日間にわたって行われ、総時間は4時間くらいあったと思います。どこの国でも同じで(!?)美人目当てに写真を撮りまくっている方々が沢山おられました。なかには奥さんを置き去りにして、『かぶりつき』で撮りまくっている男性がおられました。(ちょっと圧倒されました)
==深イイ話==
スコータイのロイクラトン祭りは現地の日本人向けツアーに参加したのでした。今回は一人旅だったのですが、スコータイだけは別。ふたを開けてみれば、14人が参加するツアーなのでした。そこで参加していた1組の夫婦は仕事の都合でチェンマイの南となりにある県ののどかな場所で駐在しているとのことでした。
もともと海外旅行が大好きだったのだが、仕事で最低8年間タイに駐在しなければならなくなり、ずっともやもやしながら過ごしている様子。これはあれこれと話をしていることにより分かったことだが、最初のうちはそんなことも分からない。そんな話しだして間もない頃、うっかり
「タイに住んでいいなー」
と言ってしまいました。
「それは帰るところがあるからいいんですよ」
とおっしゃっていました。なるほど。
そんなこともありながら楽しい時間は過ぎ、とうとう解散の時間に。ワゴンがそれぞれのホテルや自宅に送り届けるのだが、その駐在している夫婦の家に着いたら別の奥様が日本から持ってきた梅干しを手渡しつつ
「たまには親類の方にも来てもらいなさいや」
と。駐在員夫婦は涙ぐんでしまいました。普段は気持ちを張って生活をしているのでしょう。そんな中、ほんのひと時ではあれ、日本人の優しさに触れて、涙が出てしまったのかもしれません。
[img_assist|nid=9|title=スコータイその1|desc=スコータイにある遺跡の一つ。|link=node|align=left|width=320|height=213]
[img_assist|nid=10|title=スコータイその2|desc=こちらもスコータイの遺跡。|link=node|align=left|width=320|height=213]
[img_assist|nid=11|title=スコータイその3|desc=スコータイのロイクラトン祭りの時期には、野外劇が行われる。 右手に見えるのはコムロイ。|link=node|align=left|width=320|height=213]
[img_assist|nid=12|title=スコータイその4|desc=こちらも野外劇の様子。非常に美しい。 右手に見える満月は、実は照明です。|link=node|align=left|width=320|height=213]
[img_assist|nid=13|title=スコータイその5|desc=野外劇では花火もあがります。|link=node|align=left|width=213|height=320]
[img_assist|nid=14|title=スコータイその6|desc=スコータイでの代表的な仏像の1つ。|link=node|align=left|width=213|height=320]
[img_assist|nid=15|title=チェンマイのパレード|desc=チェンマイでのパレード開始直前の様子。 背後に多数の観客がいます。|link=node|align=left|width=320|height=213]
[img_assist|nid=16|title=ランナー王朝の飾り付け|desc=ターペー門にあったランナー王朝の飾り付け。|link=node|align=left|width=320|height=213]
[img_assist|nid=17|title=チェンマイ美人コンテスト|desc=コンテストの様子。|link=node|align=left|width=320|height=213]
[img_assist|nid=18|title=コムロイ|desc=和紙のような素材の紙の気球のようなものです。 じっくり時間をかけて空気を暖めないとうまく飛んでくれません。 こんなのが町中で飛ばされているので、ちょっと危ないです。|link=node|align=left|width=213|height=320]
[img_assist|nid=19|title=ドイステープ寺院|desc=今年の5月くらいに土台の砂が雨で流出したとのことで、有名な部分は工事の足場が組まれていました。 この写真はその他の部分を写したもの。|link=node|align=left|width=320|height=213]